「ただひたすら待ってみるのもいいかもしれない。」ターミナル(2004) てむさんの映画レビュー(感想・評価)
ただひたすら待ってみるのもいいかもしれない。
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トム・ハンクスが出ている映画でつまらないものは見たことがない!これはわたしの持論ですが、間違っていないと思います。
今回の作品は、祖国で戦争が始まってしまい、国がないためアメリカに入国できず、かと言って祖国にも変えることのできない一人の男の話です。主人公は、空港から出ることができず、周りには言葉も通じる人がいない、完全にひとりぼっちの状態で、祖国の戦争が終わり、ニューヨークに行くことができる日を待ちます。ただずっと待ちます。
主人公の、純粋で真っ直ぐで、努力家で人を惹きつける人柄を見ていると、心が優しい気持ちになり、何だか泣きたい気持ちになりました。
もし、自分が主人公の立場だったら。こんなにも真っ直ぐにひたすら待つことができるだろうか?こんなにも生きていくために言葉を勉強し、様々な人と関わり、成長することができるだろうか?決して簡単なことではないと思う。最初は邪険に扱っていた空港の従業員たちも、次第に主人公の人柄に惹かれ、最後には奇跡が起こる。途中、笑えるシーンも挟んでいて、でも、感動できるシーンも沢山あって。展開が読めない、とても面白い映画でした。
人はみんな、何かを待っている。
この言葉を聞いて、確かにそうかもしれないと思った。ひたすら待つことも、人生において絶対に必要なことかもしれない、と。
最後に、やっぱりトム・ハンクスが出てる映画は全て、素晴らしい映画です!これは間違いありません!!
この映画を見ることができて、心から良かったと思います。
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