スパイ・ゲームのレビュー・感想・評価
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スパイも結局は「人の子だった」ということ?
相手にそれと悟られずに、相手が知っていることを聞き出す―。言ってみれば、それがスパイ(諜報員)の仕事ということでしょう。
そうすると、スパイの活動は隠密行動が鉄則であることは、当然のことのようです。
その意味では「〇〇〇は殺しのライセンス」みたいなことは、まったくのナンセンスといえそうです。死体が見つかり、捜査当局の介入を受けたりすると、自分の活動に支障が出たり、正体が露見してしまったりする危険を背負い込まなければ、ならなくなるでしょうから。
そして、相手が知っていること聞き出すためには相手と利害が共通しなければならないでしょうから、その意味で、ときには意図的に(計算づくで)利害関係を利用することも少なくないと思われます。
(利用できるときだけ相手を利用する―そんなスパイの活動をトム(ブラッド・ピット)がネイサン(ロバート・レッドフォード)を責める台詞が、作中にもあったと思います。)
それでも、ネイサンは失敗しかかったトムの救出を図ったのですね。ネイサンも(そして業務を通じて知り合った恋人?を救出しようとしたトムも)、「やっぱり人の子だった」ということでしょうか。
スパイをテーマとしたアクションものながら、そんな味付けも楽しめる一本だったと思います。評論子には。
仕事に冷酷なネイサンとスパイであっても人間味が残るビショップ。アク...
厳しいスパイの仕事
今、見てもおもしろい。掘り出し物を見つけた気分。
ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットという
新旧二大スター共演のスパイ・アクション。
2001年公開ということで、今から20年以上も前の作品なんですが、
まったく色褪せていない印象。話が少し複雑過ぎる気もしましたが、
128分という長さも気にならず、楽しむことができました。
ジョーウォルシュの曲がベストマッチ、いいねえ。
今回、録画しておいたビデオで見たのですが、
この作品、それほど有名じゃないですよね。
タイトルがベタすぎないかな。原題もSpy Gameだから、
しょうがないんだろうけど、いい作品なのに、タイトルで
そんしているように思います。
宣伝に殺されてしまった佳作
新旧二大スター共演で光るレッドフォードの格好良さと気品ある演技
ブラッド・ピットと出世作「リバー・ランズ・スルーイット」の監督ロバート・レッドフォードが初共演した話題作。60代半ばながら変わらぬ格好良さと品のある演技のレッドフォードが素晴らしい。この年代のスターではやはり別格の気品ある演技力を持った名優と再認識する。そのスマートさに貫禄の味が漂う。ラストシーンの其々救出されたピットと彼女が、編隊のヘリコプター上で見つめ合うカットがいい。同調した音楽と監督トニー・スコットの演出が、最期を映画的に見事に締めくくる。但し全体としては、救出事件を簡潔明瞭に報告したレポートを読んでいるようで、軽快なカメラワークや無駄なカットのないシャープな演出が、時に観客の情感を置き去りにする。仕事が早い人の手腕がそのまま映画タッチになっている。
ハードボイルド!
話の複雑さとテンポの速さが、日本人の私に不向き(笑)で、途中でこん...
親子にも思えるロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのイケメン...
で、どうすんのよことあと!
政治色の強いスパイ映画
ラストの感動シーンかもっと涙腺崩壊するくらいがよかったけど渋さか勝ってしまったところが惜しい。それはそれでいいんだけども。
まずスパイものということで007とかミッション・インポッシブル的なものを求めてる人には合わないかもしれない。
強いて言えばユージュアル・サスペクツ的なのが好きな人向けかも。
政治的な駆け引きでは何を話すべきか、話さないべきかが重要。
過去の話が長いと言われるけど、それが狙いである。
割とどーでもいい事と微妙に重要なことを小出しにしながら時間稼ぎをするのが目的。
その合間の偽装工作を交えて問題を解決するというのがおおすじ。
さらに言葉の妙もあるので英語できる人にはすんなり入るかもしれなないけど
自分は英語はイマイチなので何度か見直したり言葉を調べたりした。
全部繋がってやっとしっくりくる味わい深い映画だと思う。
スコッチは12年以上で
派手にもハードボイルドにも寄らないんですが、あっさりながらも層が厚くていいんですよね。過去と現在、ベトナム・中国・中東・CIA、師匠と愛弟子、組織の論理とやんちゃ、伏線もわかりやすくまとめてくれる。こんな職場最終日はかっこよすぎる。
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