スパイ・ゲームのレビュー・感想・評価
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ロバート・レッドフォードの魅力はこの演技にあり!
晩年のロバート・レッドフォードの中で一番好きな作品。
調べると当時で60代半ば、晩年と言っていいのかは分からないけど。。
この後の『大いなる陰謀』よりは好きですね。
たしかツタヤで借りて見たと思う。
そしてブラピとの共演。
監督と役者として共演したリバー・ランズ・スルー・イット以来なのね。
というか、役者としては初めての共演だったみたい。
CIA工作官の退職日に起きた事件が描かれる。
過去を振り返りながら物語は進む。
ロバート・レッドフォードがとても魅力的なベテランCIA工作官を演じていた。
このベテランCIA工作官が良かった。
周りを煙に巻きながらいろいろ画策する。
この演技が良かった。
演技の中にもユーモアがあり引き込まれた。
そしてブラッド・ピットは純粋でストレートな若い工作員を好演していた。
ブラピの張りつめた感じと対照的な会議室内での軽妙なやり取り。
年老いたロバート・レッドフォードと若いブラッド・ピットのイケメン二人の金髪姿。
そして、とにかく何といっても、CIAの会議室の中でのやり取りが面白かった。
シリアスな演技も好きだけど、あのユーモア感というのか、あの軽妙な感じの演技が好きでしたね。
一人追悼記念でレビューを投下してみました。
ロバート・レッドフォード追悼鑑賞
ブラピに対張るレッドフォードのカッコよさ
本日8月18日はロバート・レッドフォードの誕生日である。
お祝いで何を観ようか迷ったがBlu-rayを購入して未だ観ていなかった「スパイ・ゲーム」をチョイス。
「スパイ・ゲーム」はブラッド・ピッドとダブル主演、
ブラピはジェニファー・アニストンと婚約結婚時に撮影・公開時期だったか。
いい頃だった。
(僕はブラピとジェニファー・アニストンの結婚している2人がダイスキだった。)
「スパイ・ゲーム」はレッドフォード主演、最後の傑作である。
本作以後は監督作品含めて地味過ぎて、大ファンでもヒイキはしない。
僕は辛口の大ファンである。
この「スパイ・ゲーム」はプラピに対張れるフェイスで勿論カッコ良すぎる。
レッドフォードは心意気もカッコいいのだ。
それがよく分かる作品である。
(勿論ブラッド・ピッドも超絶カッコいい。)
監督トニー・スコットはカットのリズムを心得ている。
(編集に時間、かかっただろうな。)
レッドフォードとブラピの師弟関係のサスペンス。
ブラピを救う為に最後の知恵を絞る、
こんなことをサラリとエレガントにできるのは、やはり
レッドフォードだけである。
僕がジョディ・フォスターやブルック・シールズより
最初に魅了されたのがロバート・レッドフォードである。
僕の映画史に外せない俳優であり監督。
サンダンス映画祭を開催、ハリウッド外の作品にも注目をする、その先駆け的存在。
映画への、その情熱。
ブラビ様&ロバート・レッドフォードさん第2弾
エスケープ・フロム・SU CHOU
ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピットの二大スター競演によるスパイサスペンス。
公開当時、実年齢65歳のレッドフォードがベトナム戦争の回想場面に登場するのは無理があったと思う。せめてもう10年あとの紛争を舞台にすべきだったのでは。
最後のどんでん返しは反体制のレッドフォードらしくはあるが、あり得なさ過ぎて実際の紛争を織り込むなどして積み上げた作品の世界観が台無し。
大統領の訪中前に米軍が中国の監獄襲ったら、国際問題どころじゃ済まされないと思う。
一人の人間を救うために大勢が命を掛けて犠牲を払うというプロットはアクション映画の定番だが、個人的には感心しない。
レッドフォードとシャーロット・ランプリングのツーショットは貴重。
別にファンでもないのに、彼女の眼差しに心ざわめくのは、『愛の嵐』(1974)のせい?!
でも、短い出番で次死体というのは、『エンゼル・ハート』(1987)へのオマージュなのかも(やなオマージュだな)。
一匹狼的なビショップがカリフォルニア出身なのに、被ってる帽子がパドレスという小ネタがニクい。
彼が救出しようとしたヒロインが白人でなければ、作品の印象はだいぶ変わったと思う。
作品にアジア人への潜在的な偏見が垣間見えるのが、いちばん残念。
NHKーBSにて初視聴。
ロバートレッドフォードがシワだらけ
レッドフォードの貫禄とT.スコットの演出が光る秀作
引退の日を迎えた老練スパイ(ロバート・レッドフォード)と、彼が育てた部下(ブラッド・ピット)の友情と師弟愛を描いた異色スパイ映画。
レッドフォードの気品と貫禄をベースに、トニースコット風味の軽妙な演出がミックスされ、独特の雰囲気が漂い見どころが多い。ブラピも負けじと頑張っている。回想シーンを除けば2人が会って会話するシーンが一切無いというのが面白い。
引退日のCIA局員、彼を利用しようとする同僚や上司たち。秘書以外に味方の居ないCAIの建物の中で上手く立ち回り、外部の伝手を利用しながら中国で捕まった元部下の救出を企てる、その最終出勤日を描く。
米中情勢にも影響する事件となり、上層部はブラピを見捨てようとするが、それを受け流しつつ騙し合いを重ねて裏で救出を図る。これを日本映画でやると「彼を見捨てるつもりかー!」なんてセリフを書いてしまいそうだが、レッドフォードはそんなんこと言わない。百戦錬磨のスパイは微笑を見せつつ、裏で手を回し続け、自らの◯◯も費やして元部下を救おうとする。
2人の男が信念を貫く姿を描き、2大スターのイメージを上手く利用して、さりげない師弟愛と友情をみせた、おそらくはトニー・スコットの最高傑作。何度も見返すことが出来る映画。
CIAの上層部たちがそれっぽくて良い。
静かで激しい卓上での戦い
後半の密室劇はやってること犯罪過ぎるな…
【”優れたるスパイこそ人情があり愛する女性は一人なのである。”老練なスパイが、自身が育てた資質ある若きスパイを育てる過程と、CIAに見放された捕らわれた彼を必死に助けようとする姿が沁みる作品。】
■中国の蘇州の刑務所に投獄中の人物を救出にやってきたCIAエージェントのトム・ビショップ(ブラッド・ピット)。
一方、ワシントンDCではCIAの作戦担当官・ネイソン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)が華々しいキャリアの最終日を迎えようとしていた。
そこへ香港の米国大使館からビショップが中国で投獄されたとの電話が入り、ミュアーは彼を救出すべく、遠方地から行動を起こすのである。
◆感想が<Caution!内容に触れています。>
・今作は、ミュアーがビショップのスパイとしての素質を見抜き、東ドイツや、パレスチナでのミュアーが彼を一流のスパイとするために、過酷な課題を示す様と、中国に捕らわれた現在のビショップの姿を並行して描いている。
ー 特に、パレスチナでビショップが人民を殺す指揮官サラメをパレスチナの医師を使って、秘密裏に毒殺しようとするシーンは、緊迫感がある。
そして、序盤は謎であったビショップが中国の蘇州の刑務所に投獄中の人物を助けようとする理由が、パレスチナで出会い、恋に落ちたフィクサーでありながら、人道主義者であったエリザベス・ハドレー(キャサリン・マコーマック)が、唯一悔いていた中国での誰も居ないと思っていたビル爆破事件で、死者出してしまった事を悔いる事を、ビショップに告げるシーンで、全てが繋がったのである。-
・CIAが対中国との関係を保つために、ビショップを見捨てようとすることを察したミュアーが、自身のあらゆる伝手を使い、それを阻止しようとする姿。最初は知り合いの香港ジャーナリストに連絡を取り、ビショップの状況を流させるが、CIAによりビショップは既に無きモノである事がニュースで流れると、彼は更に行動を進めるのである。
■ビショップが多くのCIAに勤める人々から慕われている事と、パレスチナでビショップから決別の言葉を受けていても、【自身が育てた愛弟子】を見捨てない姿が、沁みる。
ビショップは老後のための自身の株を売って、蘇州の電源を数十分切らせ”ディナー作戦”を結構するのである。CIA長官の筆跡を真似て、命令書を作る姿。
<ビショップ処刑までの時間が、刻々と記される中”ディナー作戦”は決行され、救出されたヘリコプターの中で、ビショップはパレスチナで深く愛した女性で中国政府に爆弾犯として捕らわれていたエリザベスの姿を見て、涙を流すのである。
今作は、老練なるスパイ、ミュアーを演じたロバート・レッドフォードの飄々としながらも、着実に自分が育て上げたブラッド・ピット演じるをCIAから見放されたトム・ビショップを救出する姿と、彼を育てる東ドイツ、パレスチナでの苛烈なるスパイ作戦とを並行して見せる映画なのである。>
かなり硬派な作品
タイトルのキャッチーさとは裏腹に人を選びすぎる内容をしている。
『ミッションインポッシブル』のようなアクション大作を求めるのは誤り。
1990年頃を舞台にスパイマスターとその弟子の交流を回顧録的に描いた作品
主時間軸は主人公ネイサン・ミュアーが退職間際で、その弟子ビショップが中国に拘留、処刑まで24時間、対応に追われる姿が描かれる。
そこに過去の細かなエピソードを重ねて作られていて、演出は控えめ
常に画面に映るレトロな電子機器がなかなかいい味を出している
かなり前にほぼ冒頭だけみたが、まともに見ていなかったので改めて視聴した
きったねぇ中国人のいらつくガムシーンと二段重ねの偽装が印象深い
前に見たときはネイサンの声優が磯部勉さんだった気がしたが、
primevideoでは野沢那智さんだった
吹き替えの違いも楽しみがある。
油断すると意識を刈り取られる構成をしている。
現在、過去で交互に展開する内容
基本スーツのおっさんしか移っていない画面
会話の内容はほぼ画面に映っていないものについてのみ
凝った言い回しが難解さをさらに桁違いにしている。
マイケルサンデルやマティーニなど小ネタも多数入っていてやや思考が止まる
嘘を交えた説明が混乱をもたらす
「ビショップの行動の理由」「ネイサンが助ける動機」を過去編で丁寧に描いて、
そこに現在の救出のためのやたら複雑な手順が描写されているものだから難解になっているように思える。
登場人物も多いが、掘り下げがいまいちなのが残念
物語の起伏が、現代の場面ではフラット、過去がピーク、現代でフラットと交互になっているが時系列が分離しているので興味がそがれるように思える。
これは演出的に失敗している気がする。
場面場面はよくできているが、編集がだめ
うーん、もったいない
ディナー作戦 完了
スパイも結局は「人の子だった」ということ?
相手にそれと悟られずに、相手が知っていることを聞き出す―。言ってみれば、それがスパイ(諜報員)の仕事ということでしょう。
そうすると、スパイの活動は隠密行動が鉄則であることは、当然のことのようです。
その意味では「〇〇〇は殺しのライセンス」みたいなことは、まったくのナンセンスといえそうです。死体が見つかり、捜査当局の介入を受けたりすると、自分の活動に支障が出たり、正体が露見してしまったりする危険を背負い込まなければ、ならなくなるでしょうから。
そして、相手が知っていること聞き出すためには相手と利害が共通しなければならないでしょうから、その意味で、ときには意図的に(計算づくで)利害関係を利用することも少なくないと思われます。
(利用できるときだけ相手を利用する―そんなスパイの活動をトム(ブラッド・ピット)がネイサン(ロバート・レッドフォード)を責める台詞が、作中にもあったと思います。)
それでも、ネイサンは失敗しかかったトムの救出を図ったのですね。ネイサンも(そして業務を通じて知り合った恋人?を救出しようとしたトムも)、「やっぱり人の子だった」ということでしょうか。
スパイをテーマとしたアクションものながら、そんな味付けも楽しめる一本だったと思います。評論子には。
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