「I believe there is a hero for all of us. やっぱり面白い!「スパイダーマン」第2章」スパイダーマン2 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
I believe there is a hero for all of us. やっぱり面白い!「スパイダーマン」第2章
サム・ライミ監督の「スパイダーマン」第2章です。ホラー出身の監督だけあって時々演出はホラーでも、これでもかというぐらい王道ヒーロー物です。物語やシーンの流れがシームレスでとても見易い。流石上手い、サム・ライミ監督!
今回も悩みまくるピーター・パーカー。そりゃ学校もあり、バイトもあり、恋愛もしつつ、人助けもするって忙しすぎでしょう。一度はヒーローを諦めても、メイ叔母さんの言葉で再起するって王道でもやっぱり面白かったです!
メイ叔母さんがホントいい味出してるんですよねー。基本的にとても優しくって言葉に重みがある。ピーターの誕生日に「これ少ないけど・・」って20ドル(2000円程)渡すシーンとか、2000円にも困るぐらいの生活なのにそれでも無理してピーターに渡す姿にジンっときます。その20ドルも家賃に取られちゃうピーターがまた切ない(涙)そんなメイ叔母さんに育てられたからピーターが優しい子に育ったんだろうなぁっと説得力があります。
今回のヴィラン(悪役)にはドクター・オクトパス!知らない人には「何?このオッサン?」でしょうけど、スパイダーマンのコミックでは歴史の長い有名なヴィランです。ピーターの体を乗っ取ってスパイダーマンやってた事もありますし(邦訳コミックもある「スーペリア・スパイダーマン」)、過去にはメイ叔母さんと婚約した事もあるらしい!?本作では最期もカッコ良かったですしドック・オクってアメリカでは人気あるんですね。
後、何気ないシーンですけど後半MJとピーターのカフェでのやり取りが好きなんですよね。MJがピーターに愛しているか問いかけ、ピーターはその気持ちに答えられない。MJの悲しそうな表情、そしてそこからの「Kiss me 」「Kiss you...?」戸惑うピーター・・・と言ったやり取りからのドック・オク襲来!MJまた誘拐。力を取り戻すピーター。といった一連の流れ。個人的に印象的なシーンです。
全体を通して縦横無尽アクションの見せ方もこだわってますし、電車を止めるシーンとか最高です!もうこれはアメコミ映画好きなら何度観ても楽しめる作品ですよね!!
尚、Blu-rayエクステンディット・エディションである「スパイダーマン2+1」では新聞社社長のJJJがスパイダーマンごっこしている姿が観れますよ(笑)