「スパイダーマンらしくないスパイダーマン」スパイダーマン 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーマンらしくないスパイダーマン
普段ホラーが主流のサム・ライミ監督、今シリーズとオズは作品一覧を見るたびに「んん!?」となる。
が、このスパイダーマン第一作目は、サム・ライミ監督がスパイディファンだということがよくわかる。
原作をリスペクトしながらも現代風(今となっては当時だけど)のアレンジ。
脇の蜘蛛の糸みたいなものをなくし、背中のマークもデカいリアルな蜘蛛のシルエットになっている。
キャスティングも結構いい。MJ以外は。MJって高校生やんね?
で、ストーリーに関してはゆっくり進んでは急発進を繰り返す。
かなりトートツな話の進み具合だと思う。
で、不満なのは、スパイダーマンが蜘蛛の糸を直接出せることである。
ギャグ的には面白いが、その後のドキドキ感が薄い。
ウェブシューターならば、それが壊れて市民が死んでしまうor重症を負うとか、そういう鬱な展開を混ぜてもよかったのではないかと思う。
だけど、スーツのパツパツ感(特に胸筋がセクシー)や、トビーの「フォォォォォォォ!!!」では今作を越えることなんて絶対できないと思う。
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