「大いなる力には、大いなる責任が伴う1 起ち上がる戦士!」スパイダーマン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
大いなる力には、大いなる責任が伴う1 起ち上がる戦士!
確か、映画公開は911のすぐ後だったんだよね。当初、ポスターに描かれていた貿易センタービルが消されたのが話題になった覚えがあります。
さて、本編ですが、バリバリ正統派のヒーロームービーです。 そして、この一作目はスパイダーマンというヒーローがどうしてこの世に誕生したかが、的確に描かれています。 何度かリメイクされている「スパイダーマン」ですが、今見ても見劣りしないサム・ライミ版の三部作です。
ただね、あくまで個人的な意見で申し訳ないんだけど、ヒロインのMJが好みじゃない。だからイマイチ入り込めなくて。決して面白くない訳じゃない。むしろ、大好きな作品なんだけど、このヒロインの一点で夢中になれない一本です。
ただ、あのビルの谷間を飛び交う映像は、ホンッと今見てもスゴい。スピード感満載でド迫力のシーンの連続です。
そして、グリーン・ゴブリンとの戦いも凄絶です。流血のうえ、何度もやられそうになる。でも、そのピンチから立ち上がって、勝利を掴むのが、ヒーローモノの醍醐味ですね。
サム・ライミ版の「スパイダーマン」三部作は、ヒーローものとはこういうものだ!っていうのを示してくれたような歴史的な作品だと思います。関わった役者さんたちも、誇らしい事だと思っているんじゃないでしょうか。
でも、まさか20年以上経過してまたスパイダーマンを演じるなんて、考えてもいなかったでしょうね。
この作品があってこそ、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の面白さは倍増されたと思います。
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