「空中を飛行できる様なワイヤーアクションがとても自然で、見ているこちらも気持ちよくなった」スパイダーマン Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
空中を飛行できる様なワイヤーアクションがとても自然で、見ているこちらも気持ちよくなった
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サム・ライミ監督による2002年製作(121分)のアメリカ映画。原題:Spider-Man、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント。
きちんとスパイダーマン誕生の経緯が描かれていて、意外であったが良かった。
主人公が隣の娘が大好きだが相手にしてもらえない,それが次第に変わっていくとの設定はあまりにハリウッド典型的で、見ている方もなんだか恥ずかしくなってしまう。しかしながら、それを堂々とちゃかさず、ちちんとやり遂げてしまうというのが、ハリウッド・エンタテイメント作の力量かなとは思わされた。
そのヒロインのメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)演ずるキルステン・ダンストが、超美人でも可憐でもなくそのへんの娘っぽいのは、計算づくなのか。まあ、主人公もごくごく普通のお兄さんっぽいから、当然か。
スパイダーマンの蜘蛛の糸設定のワイヤーアクションが、空を飛ぶ動力無しで人力による飛行のせいか、とても心地良い。滑らない蜘蛛の手足ということで、垂直の高層ビルをスルスルと登って行けるのも、舞台であるニューヨークの街を良く生かしていた。主人公が自分が得た特殊能力に嬉しくなってしまうのにも、説得力を感じた。
監督サム・ライミ、製作ローラ・ジスキン、 イアン・ブライス、製作総指揮アビ・アラド スタン・リー、共同製作グラント・カーティス、原作スタン・リー スティーブ・ディッコ、脚本デビッド・コープ、撮影ドン・バージェス、美術ニール・スピサック、衣装ジェームズ・アシュソン、編集ボブ・ムラウスキー、 アーサー・コバーン、音楽ダニー・エルフマン、視覚効果ジョン・ダイクストラ。
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