劇場公開日 2000年11月3日

「私にとっては評価の低いイーストウッド作品だが、キネマ旬報では第1位に…」スペース カウボーイ KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0私にとっては評価の低いイーストウッド作品だが、キネマ旬報では第1位に…

2023年1月15日
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以前観た時の印象が良くなかったものの、
キネマ旬報第1位作品なので
TV放映を機に再確認した。

しかし、これがこの年のNo.1作品かと、
やはり残念な印象が繰り返された。

キネマ旬報の選考結果を調べてみると、
前後の年に比べて、
この年の上位作品の得点数がかなり低く、
多分に、票がばらけた結果、
この作品がベストワンに
持ち上がったのではないかと勘ぐった。

「マディソン郡の橋」や
「グラン・トリノ」「ジャージー・ボーイズ」
等、好きな作品の多い
クリントン・イーストウッド監督だが、
彼の中では、改めて
かなり下位の位置付けになってしまった。

また、「マイ・インターン」に続いて、
己の年齢に近い主人公の生き様に、
何か掴めることもあるかな
との鑑賞でもあったが、
核ミサイル搭載の人工衛星の修理を
米国に依頼するロシア側の対応の不可思議、
NASAがベテラン過ぎる4人の宇宙初飛行を
無理栗に設定する不可思議、
お涙頂戴的な犠牲シーンをあからさまに
持ち込む不可思議、
等々、リアリティに欠け過ぎる
ストーリー展開そのものに没入出来ず、
鑑賞を終えてしまった。

KENZO一級建築士事務所