「ぼんやりとした世界観が最高」スキャナー・ダークリー オキシジェンマンさんの映画レビュー(感想・評価)
ぼんやりとした世界観が最高
クリックして本文を読む
印象として「寝られる」をつけましたが、コレは決して悪い意味ではありません。
逆に今作ではそれが醍醐味だと思います。
なんと言いますか……この浮遊しているような、ぼやけているような。
不思議な世界に浸ることができて、すごく濃密な体験が出来ました。
主人公のボブは、潜入捜査官としてジャンキー達と生活をするも、やがては自分を見失っていき、壊れていく。
一見するとただただ主人公が成長しない、堕ちていくだけの作品に思えますが、何故かすごく面白いです。
あと前編アニメーションであるところも、独特な雰囲気を醸し出していて非常に素晴らしい。
『トレインスポッティング』を彷彿とさせるように、麻薬の恐ろしさを描く映画としても傑作なのかなと思います。
コメントする