恋のためらい フランキーとジョニーのレビュー・感想・評価
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ためらう歳頃のラブストーリー
出所した男(アル・パチーノ)は、ニューヨークでレストランのコックとして働き始める。
ウェイトレス(ミシェル・ファイファー)と恋仲になるが、二人が抱えていた過去が色々と邪魔をする。
主演の二人を見る映画かな。
本当にこの人と進んでいいの?
恋に正解はない。自分で決めなきゃならない。身体は受け入れても心の準備がまだだった。なに?この胸のザラついてイライラする音は?
アルがTVインタビューで、共演した女優の中で一番キスが良かったと言ってたミシェル•ファイファー。
二人はほんとに恋したのでは?と思うほどまっすぐな気持ちにキュンとしました
フランキーとジョニーの歌
せっかくのフランキーとジョニーの歌の印象が薄くて残念。
ドビュッシーの月の光の方がずっと印象に残る使われ方をしていた。
途中まではフランキーは何でこんなに頑ななのかなと思って見ていたが、最後の方で過去の傷が明らかになって納得。
ボウリングやゲイなど、そこかしこに時代の雰囲気も感じられた。
2人の働くカフェは美味しくなさそうだし、店員も良くなさそうなので行きたくない。笑
大人の為の恋愛映画。ストーリーはこんなにも地味なのに洒落た演出が良...
大人の為の恋愛映画。ストーリーはこんなにも地味なのに洒落た演出が良くてハッとさせられるカット多い。二人が初めてキスをするタイミングで大量の花が現れるシーンは一度観たら忘れないだろう。地味に良い名作。
90年代の空気がわかり始めた
過去に心と体に傷をもつ不器用女フランキー(36)と、バツイチ子持ちの前科あり積極男ジョニー(46)の大人の恋愛コメディ。
レストランのコミュニティ、ボウリング、向かいのアパートのそれぞれ、ホームパーティ、ラジオDJ、ゲイ友。
過去の失敗の傷を背負った恋愛
総合:75点
ストーリー: 80
キャスト: 85
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70
ミシェル・ファイファー演じるフランキーは、今までの過去があるから簡単には扉を開けない。彼女の心と体の傷は彼女を臆病に後ろ向きにしてしまう。学歴もなく財産もなく家族もないまま元同僚のように場末の食堂のウエイトレスのまま孤独死するのは怖いけど、このままでいけないというのはわかっているけれど、それでも自分を変えようとしてもそのための一歩を踏み出す勇気がどうしても出ない。同じく過去にいろいろあったアル・パチーノ演じるジョニーの、不器用だけどすごく積極的で真心のこもった率直な口説きにも心から答えきることが出来ない。
そのような彼女の分厚い扉をこじ開けようとするアル・パチーノと傷だらけで臆病な彼女の関係が行ったり来たりしながら揺れ動く。その大人の二人の関係の描写がうまくて楽しめました。決して綺麗な恋愛ではないのだが、こんなに背負ったものがあってもあるいはそれがあるからこそ物語は劇的になる。そして二人の熱演が、ニューヨークのありふれた下町の街角でひっそりと光っている。「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル監督ですが、こちらのほうが全然心に響きました。
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