マトリックス レボリューションズのレビュー・感想・評価
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スミスがいっぱいコレクション。 広げた風呂敷を強引に畳んだ感はあるが、まぁ終わりよければ全てよしっ!!
ディストピアと化した現実世界と仮想現実世界「マトリックス」、2つの世界を舞台に繰り広げられる、人間と機械の戦いを描いたSFアクション『マトリックス』シリーズの第3作。
機械の大軍が「ザイオン」に迫る中、謎の昏睡状態に陥ってしまったネオ。彼を目覚めさせるため、モーフィアスとトリニティーは預言者の下へ赴く。
「マトリックス」内では依然としてエージェント・スミスが自らの分身を生み出し続けており、もはや機械にも彼を制御することは不可能になっていた…。
◯キャスト
ネオ…キアヌ・リーヴス。
モーフィアス…ローレンス・フィッシュバーン。
『マトリックス』3部作、遂に完結。機械と人間による長きに渡る戦いに、遂に終止符が打たれた!…のか?
広げに広げた風呂敷を、多少強引にでもなんとか畳んだという印象である。衒学的なセリフで煙に巻こうとしているが、とどのつまりは「俺がスミスを倒しますから、人間たちは見逃してクレメンスッ!」という談合エンド。いや、いきなり出て来たそのおっきな顔の人誰っ!?
まるでアニメのような仰々しい映像を生み出すSFX、通称「バレットタイム」を駆使したアクションシーンが魅力のこのシリーズ。しかし、本作では現実世界「ザイオン」での決戦に焦点が置かれているため、このスローモーションアクションの出番が少なめになっている。
正直、これが本作1番の不満点。ザイオンでのバトルシーンは見応えがあるっちゃあるのだが、なんかどっかで観たことある感じがする…というかぶっちゃけ、ジェームズ・キャメロンの二番煎じである。それ『ターミネーター』(1984)とか『エイリアン2』(1986)とかで観たわ。
『マトリックス』シリーズに求めているのは仮想現実世界でのトンチキなカンフーアクションなのであって、ハードSFチックなミリタリーアクションなんて全然観たくない。
第一、敵のデザインに色気がないんですよね。巨大なドリルロボはカッコ良かったけど、それ以外はあのタコ型ロボしか出てこないじゃん。色々なバリエーションがいるのならともかく、ほぼ1種類の敵しか出てこないんだからそりゃ飽きるよ。ロケーションも変わり映えしないし、この大戦争にはもう少しアイデアが必要だったと思う。
終盤までガッカリな展開が続く。が、クライマックスでのvsエージェント・スミス戦は最高っっ!!このシーンだけでお釣りがくると言っても過言ではない、これぞ『マトリックス』な名勝負が繰り広げられる。
2人の殴り合いに全人類の命運が懸かるという『ドラゴンボール』も真っ青なトンデモ展開だが、それに納得のいく理由をつけるための悪足掻きこそがラストバトルまでの100分間であったのだと思う。「そんなんいいからずっとスミスと戦っててくれ」と思わん事もないが、まぁ長い助走があったからこそ雨中の決闘が盛り上がった訳だし、退屈なキャメロンごっこも必要だったのか疑問な駅のホームでのやり取りもネオに宿った不思議なスーパーパワーも機械の王様との談合も、万事オーケーと言う事にしてしまいましょう。終わりよければ全てよしっ!
3部作通して思うのは、この物語はエージェント・スミスがあってこそだという事である。
救世主として覚醒するにつれ、どんどん人間味が失われていくネオ。それと反比例するかのように、スミスがどんどん人間臭くなってゆくのが面白い。クライマックスなんて、笑ったり怒ったり怖がったりといった人間的な感情が表れているのはスミスだけ。どっちが機械なんだか全然わからない。
機械にも人間的な感情は宿るのか、と言うのが本シリーズの論旨。つまり、「自分とは異なるコミュニティの人々にも想像力を働かせましょう」と言う、複雑なセクシャリティを持つウォシャウスキー姉妹らしいテーマを説いているのである。
これをプログラムにも子供が居て云々、なんて形でやられると「そんなアホなっ💦」と思ってしまうが、スミスがヤッターッ!!とか悔しいーーッ!!とか喜怒哀楽を爆発させている姿を見ると「うーん、確かに機械にも色々あるよなぁ…」なんて思えてくるから不思議である。
何はともあれ、見事な顔芸とアクションを披露してみせたヒューゴ・ウィーヴィングこそ影のMVP。彼がいなかったら、このシリーズはここまで愛されなかった事だろう。
人類の原罪を一身に背負い、その命を捧げたネオ。某大工の息子は死の3日後に蘇ったと言うが、果たしてネオもまた復活するのだろうか?まさかの続編『レザレクションズ』(2021)にて、彼のその後を確かめたいと思います!
マトリックスもついに完結
ザイオンを侵略してくるセンチネル対人間の戦闘シーンがなかなかの見応え。
スズメバチの大群の如く次から次へと侵入してくるセンチネルに人力作戦で防衛する。
ミフネ船長とキッドの絆、チャラとジーン女兵士の死闘、ナイオビの見事な操縦。諦めることなく必死で戦いに挑む姿は、手に汗握った。
一方のネオはガランとした駅のホームのような場所、機械の世界とマトリックスの境に迷い込み、取り残されてしまう。
トリニティらがメロビジアンの所へ襲撃し、ネオの救出に成功。
現実の世界で、マシンのシティへ行くことになるが、ベイン(スミス)の攻撃により視力を失ったネオ。途中でトリニティも力つき、ネオ一人でマシンのシティへついに辿り着く。
その後スミスとの土砂降りの中での決闘に勝ち、交渉に従い機械は侵攻を止め、停戦状態となり、ついに平和を手に入れる。というのが大まかなストーリー。
当時一世を風靡した映画だが、改めてみると難解で難しい。
ネオの活躍よりも、ザイオンの人々の死闘の方が印象に残った。
3部作を一気に鑑賞。長かったあ。
革命⁉️
思えば2003年、「マトリックス」の続編2作が公開される直前、私は映画界における救世主降臨を待ちわびるモーフィアスだった‼️SWのプリクエル三部作が悲惨なことになってしまい、「マトリックス」三部作こそ21世紀の新たな映画の姿を見せてくれるのではと‼️ところが蓋を開けてみると、SWに勝るとも劣らない悲惨さだった「リローデッド」と「レボリューションズ」‼️「リローデッド」もヒドかったが、「レボリューションズ」の惨状は目を覆うばかりで、何か出来の悪いシューティングゲームを延々とやらされている感じ‼️特にセンチネルの大群をザイオン側が防御ユニットで迎え撃つアクションシーンはヒドい‼️ショボい防御ユニットのデザイン、安っぽい戦闘ビジュアル、指揮を執るミフネ隊長のカッコ悪さ‼️我が敬愛する三船敏郎さんに対して無礼だろ‼️そんな程度の低い戦争絵巻がやっと終わったと思ったら、今度はネオVSエージェントスミスのぎこちないカンフー対決が延々と続く‼️そして機械とネオの手打ちによる、人類の奴隷としての待遇改善‼️そんなバカな‼️満足する人類‼️そんなバカな‼️預言者のオバチャンと設計者のオッサンによる「とりあえず良かったね」みたいな会話での幕切れ‼️そんなバカな‼️どこが革命なの⁉️
映画を、革命(レボリューション)
"マトリックス" シリーズ第3作。
Netflixで2回目の鑑賞(吹替)。
個人的にシリーズの中でいちばん面白かったです。三部作の最後がいちばん面白いって最高なことじゃないかな、と…
ストーリーが分かり易かったと云う面もありますが、とにかくSF戦争映画だったことが男子の琴線に触れて来ました。
迫り来るセンティネルの大軍勢、総力で迎え撃つ人類のパワードスーツ部隊、絶体絶命の危機…面白くないわけがない。
ミフネ隊長、カッコ良すぎ!
ネオとエージェント・スミスの最終決戦もド迫力。大雨の中で繰り広げられる異次元のアクションに釘付けでした。
殴り合いの衝撃波で雨が球体になって弾け飛ぶ描写、今では時々見掛ける気がするけれど、もしかしたら本作が初かも。
カンフー要素が少なめだったのはちょっと残念でしたが、クライマックスに相応しいアクション・シーンだな、と…
どんでん返しも素晴らしく、アクション映画に革命を齎したシリーズの完結として申し分無いラスト・シーンでした。
正直くそつまらなかった。
正直つまらなかった。
2から一気にに何が起こってるのか、何がしたいのか、何が伝えたいのか、ほぼほぼ理解できなかった。
まず途中からトランスフォーマーみたいになったシーンが絶望的に退屈だった。
1からそうだけどラブシーンに全く感情移入、没入できない。
クライマックスの戦闘シーンなんて急にドラゴンボールみたいな戦闘始まっちゃって完全置いてけぼり。ラストシーンのスミスのサングラスがピカーンって光って爆散するシーンはポカーンって感じだった。普通に爆笑だった。
ネタバレ見て完全にストーリーを理解したから二回目はもっと楽しめるのかとは感じた。二回目を見たくなるのかは微妙だけど。
⚠️これはマトリックス三部作の感想です。⚠️「選択だ。」
小さい頃にマトリックス三部作を見て、気持ち悪いしよく分からないしで毛嫌いしていたが、大人になった今見返すとめちゃくちゃ面白い。
そもそもこの映画を大半の人は全部理解出来てないと思うし、特にする必要はないと思う。
それでも十分に楽しめるし、感動した。
アクションシーンはどれも見応えバッチリで、どの回でも目を離せないシーンだらけ。
銃弾を仰け反って避ける有名なシーンから、バイクシーン、高速道路でのバトル、銃弾を今度は手で止めてしまうというカッコ良さ。
特に今作のラストバトルはとんでもなくかっこいい。
マトリックスのこういう手と足のみでぶつかり合う映画が最近少なくなってきたなとも感じた。
ザイオンの銃弾戦も好きだけど、ネオVSスミスはめちゃくちゃ好き。
この映画のテーマとして、個人的には「この世界は現実なのか?虚構なのか?」というものかなと思っている。
その答えが本作「レボリューションズ」のラストにしっかりとこんな私にもわかるように描かれている。
スミスは言う。「愛だの平和だの幸せだのは、所詮人間が作りだした虚構。このマトリックスと同じように」と。
本当にそうなのかもしれない。実際にネオも最後は「スミスが全て正しかった」と言っている辺り、その可能性が最も有力である。
それなのに何故戦う?
愛する人を失い、自らを犠牲にしても、何故何度も立ち上がるのか?
皆さんも今一度己に問うて欲しい。
もしかしたら全部誰かに決められていて、どう足掻いても無意味かもしれない。
なのになんで頑張るんだろう?
ネオはこう答えた。「選択したからだ。」
そう。この世界が虚構であろうが何であろうが、それでも自分は戦うんだという「選択」をする事が大事なのだと。
戦わないという選択もあるし、その中でネオは全てを犠牲にして愛と平和を望んだ。それだけである。
三部作ともなると、中だるみしたり、どれかがイマイチな仕上がりになる事が多いが、このシリーズは全部ちゃんと面白い。
評価の分かれる今作、今シリーズかもしれないが、敢えて頭を空っぽにして(特に預言者との会話シーンはもう聞き流してもいいレベル)、見てみるのもオススメですよ。
当時としての映像美と設定の面白さ
映像は面白かったと思う。正直戦うシーンは素手に拘ったためか、少し地味さを感じたが。
人間に夢を見させ続ける機会と、それから解放されたいザイオン。それを支持するAIと支持しないAI。構造はシンプル。少し内容を複雑にしようとしていたが、そこまで内容に深さは感じなかった。
ヒーローもヒロインも敵も消え、不要と考えられてた愛を知るAIプログラムが未来を導く少し嬉しいラスト
監督アンディ・ウォシャウスキー及びラリー・ウォシャウスキーによる2003年製作のアメリカ映画。原題:The Matrix Revolutions、配給:ワーナー・ブラザース映画
映像革命を起こしたと言われた映画の第三作として、映像には目あたらしいものは見当たらず正直ガッカリとさせられた。ただし、ハリウッド映画らしからぬストーリー展開は、かなり新鮮に感じた。
まずヒロインのトリニティー(キャリー=アン・モス)は前作と異なって、復活は無く死亡する。ハリウッド映画でヒーローは死ぬはずないと思っていたが、モーフィアスにより救世主と思われていたネオ(キアヌ・リーブス)も、どうやらエージェント・スミスもろとも
消滅してしまったらしく、待っていたのだが、第一作の様に復活もなされなかった。
スミス消滅によるプログラム・リセットのせいか、ザイオン(マトリックスから解放された人間たちが住む地下都市の名)を攻撃する大群のセンティネルズ(蛸の様な攻撃用機械)の動きは停止する。まあ、マトリックス出たい人間は開放するということもあり、めでたしではあるが、AIとの戦いに完全に人間が勝ったという訳でもなく、正義が悪に勝ったというハリウッド的構図でもない。
両親から愛されているサティという少女は、目的の無い不要プログラムということであったが、これが今後の世界で重要な役割(新しい預言者なのか?)を果たしていくだろうことを予見する様なかたちで、映画は終わる。生産性無しとされる存在の意義をウォシャウスキー兄弟(後姉妹)が主張している様で、何だか嬉しく感じた。愛されることを経験した感情有するAIプログラムは、きっと人間との共存共栄を先導していくのだろう。
製作ジョエル・シルバー、
製作総指揮アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー、グラント・ヒル アンドリュー・メイソン ブルース・バーマン、脚本アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー。撮影ビル・ポープ、美術オーウェン・パターソン、衣装キム・バレット、編集ザック・ステーンバーグ、音楽ドン・デイビス、衣装キム・バレット、視覚効果監修ジョン・ゲイター。
出演者 ネオ: キアヌ・リーブス、モーフィアス: ローレンス・フィッシュバーン、
トリニティー: キャリー=アン・モス、エージェント・スミス: ヒューゴ・ウィーヴィング、
ナイオビ: ジェイダ・ピンケット=スミス、オラクル : メアリー・アリス、
ロック司令官: ハリー・J・レニックス、リンク: ハロルド・ペリノー・ジュニア、
メロヴィンジアン : ランベール・ウィルソン、パーセフォニー: モニカ・ベルッチ、
ジー : ノーナ・ゲイ、ハーマン評議員 : アンソニー・ザーブ、ミフネ: ナサニエル・リーズ、
セラフ : コリン・チョウ、ベイン: イアン・ブリス、
アーキテクト: ヘルムート・バカイティス、トレインマン : ブルース・スペンス、
カズ: ジーナ・トーレス、キッド : クレイトン・ワトソン、
ウェスト評議員 : コーネル・ウェスト、ディラード評議員: ロビン・ネビン、
グレイス評議員 : フランシーヌ・ベル、ラーマ・カンドラ : バーナード・ホワイト、
カマラ : タリニー・ミューダリア、サティー :タンビーア・K・アトウォル。
最終決戦
1作目の「マトリックス」はネオが救世主として覚醒する話し。
スタイリッシュな映像に思わず見惚れちゃいました。
2作目、3作目はコンピューター・プログラミングの難解で哲学的な内容に翻弄されるものの、
「リローデッド」のカーチェイス。
「リボリューションズ」の機械vsザイオンの兵士の戦闘の長い長いシーンのアクションが出色。
(それにしてもネオが人間ではなかったこと!!これには驚いた。)
「リローデッド」のラストで昏睡状態になったネオも、再び覚醒する。
ネオは機械の中枢(マンシティ)へ、トリニティと向かう。
一方、無数の戦闘機に乗るザイオンの戦闘員vsマシーンとしか思えないネジ蟲ども。
この戦闘アクションは永遠と思うほど長い。
ザイオンの防衛隊隊長の名前はミフネ。
こういうオマージュは嬉しい。
そしてナイオビとモーフィアスのシーン、
16歳のキットの活躍。
ジーとチャラ、2人の女性の活躍。
機械の中枢にたどり着いたネオとトリニティ。
閉ざされた地下帝国から、地上の空を見るものの、
増殖したエージェント・スミスとの最終決戦を乗り越えねば!!
「愛」と「選択」そして「自由」
これが「マトリックス」のテーマ。
このテーマを引き継いだのか?
監督:脚本:製作総指揮のラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟から、
ラナ&リリーのウォシャウスキー姉妹に変わっていたとは!?
「選択」して「自由」を勝ち取ったのですね!!
4作目の「マトリックス レザレクションズ」に期待が高まります。
始まりがあれば終わりがある
午前十時の映画祭12にて、2作目まで観賞済みのため、今回も観に行ってきました。
本作はザイオンの攻防を中心に描いていますが、気になった点があります。
ネオが船でマシーンシティに向かう途中、多くの機械を手のひらをかざして破壊する場面です。現実世界なので、流石にあり得ないと思いました。
あと、ザイオンの戦闘シーンがちょっと長いかなあと思います。
しかし、最後に宿敵スミスとの決闘シーンは、最大の見せ場を作りました。
スミスが「始まりがあれば終わりがある」と言ってしまい、墓穴を掘りましたね。
結論としては、体感的に2作目を超えた感じがあり、名作だと思います。
サングラスと黒服のキアヌが、やはり格好いいです。
そんな結末?
午前十時の映画祭12にて。
マトリックスシリーズ3部作の完結編。
ネオは、メロビンジアンのしもべのトレインマンが支配する空間に閉じ込められていたが、モーフィアスとトリニティーがメロビンジアンのアジトに乗り込み、ネオを解放させることに成功した。センチネルの総攻撃が迫るザイオンを救うため、一行はザイオンに戻らなければならないが、ネオはひとりマシン・シティーに向かった。ザイオンはどうなる?、という話。
戦闘もアクションも迫力あったし、トリニティーもカッコ良かったが、あんな結末は寂しい。
トリニティーとネオはハッピーエンドになって欲しかった。
最後は素手で闘うのもなんだかわざとらしかった。
色々と迫力あったのは良かった。
それは、イミフに終わった
いよいよ完結。
人類か、機械か。
決着の時。
まず、前作のラストで意識不明となったネオ。
メロビンジアン配下のトレインマンが支配するマトリックスとソースの境界空間“モービル・アヴェニュー”に囚われの身となっていた。
そこで出会ったある家族。幼い娘サティーは最新作でもその名が登場しているのが気になるところ。
セラフの協力を得、救出に向かうモーフィアスとトリニティー。が、トレインマンに逃げられてしまう。
メロビンジアンを急襲。全員が銃を引き抜き、一触即発。
トリニティーの台詞。彼の為なら命も懸けられる。
後にそれが…。
ネオを救出。
機械軍との決戦迫る中、ネオは機械の本陣“マシン・シティー”に赴こうとする。
その前に、預言者と会う。そして告げられる。
スミスが強大な力を身に付けている事。マトリックス以外の世界にも影響を及ばしかねない事を。
その直後スミスが現れ、預言者はコピーされてしまう。
ネオのマシン・シティー行きにロック司令官は来る戦いに備え一隻の船も無駄に出来ないと反対。
が、ナイオビが提供。ネオとトリニティーはマシン・シティーへ。
モーフィアスはザイオンに残って闘う。
これが最後になる事が分かったのか。別れを告げ合うネオとモーフィアス。
遂に始まった人類vs機械の最終決戦。
おびただしい数のセンチネルは圧倒されると共に、絶望感すらも。
悲壮感や諦めなどしている暇は無い。闘え!
猛攻の人類。
命運懸けた闘いは迫力満点。
司令船に不測の連絡。
ネオと一緒に意識不明となった男=ベイン。意識を取り戻し、記憶喪失となっていたが、乗組員を殺害。しかも今、ネオとトリニティーの船に…。
トリニティーを人質に取り、突然のベインの襲撃。驚くべき事にそのベインは、スミスだった。
争いの中、ネオは目を負傷。何とかそのスミスを倒す。
二人はマシン・シティーを目指す…。
決戦は続く。
人類の必死の抵抗で抑え切ったと思ったが、それは一時。
機械軍の更なる大軍の反撃が…。
ネオとトリニティーはマシン・シティーに辿り着いた。
が、危険な航路の中、船は損傷。それ以上に悲劇が…。
トリニティーの身体を幾つもの鉄の棒が貫く。二人は最後のキスを交わし、トリニティーは絶命。
ネオの前に現れたのは、マシン・シティーの支配者“デウス・エクス・マキナ”。
取り引きをする。共通の敵となったスミスを倒す事を。
デウス・エクス・マキナによってスミスと決着を着けるべく、ネオはマトリックスの中へ。
大雨の夜。ビル街。
そこにずらりと並んだスミスたち。
強烈なビジュアル。
そのスミスたちの中から出てきた“ボス・スミス”。
対峙するネオ。
『1』の時は赤子の手をひねるようなもんだったが、今のスミスはとんでもない脅威。
負ける訳にはいかない。勝たなくてはいけない。
マトリックス、現実世界、人類…全てが“救世主”に。
ネオvsスミス。
CGやスローモーションを多用した激しい肉弾戦。
パンチ一発で吹っ飛ぶ。
空も飛び、ぶつかり合い、衝撃波。
ウォシャウスキー(現)姉妹が『マトリックス』を製作するのに『攻殻機動隊』に影響を受けているのは有名だが、日本のアニメ/コミック好き、絶対このシーンは『ドラゴンボール』でしょう!
予想以上の力となっていたスミス。
もはやネオでも倒せないのか…?
ザイオンにも機械軍が迫る。
それでもネオを立ち上がる。
何故だ、アンダーソン君。何故だ?
ネオは答える。
選択したからだ。
確かに完結編という事で、たっぷりのアクション、悲しい別れなど、見せ場が設けられている。
ラストまではそれなりに良かった。
が、ラストが…。
何かいまいちすっきりしないネオとスミスの決着。つまり、ネオが自分で選んだ自己犠牲って事なの…??
あれで人類勝利!…と言われても…。
終幕はアーキテクトと預言者の哲学めいた話。
昔見た時も思ったけど、結局何だったんだろう…??
さあ、この消化不良感を最新作『レザレクションズ』で解消させてくれぃ!
エージェントスミスが増殖・暴走しすぎてマトリックスにとっても敵とな...
エージェントスミスが増殖・暴走しすぎてマトリックスにとっても敵となり、それをネオが止めることで一時的な休戦を結ばれる…、きちんと広げた風呂敷を畳んで大団円にする小綺麗にまとまったストーリーだったと思うのでそこそこ高評価。少なくとも1、2、3の中では最悪だった2よりはマシ(笑)
でもフランス人云々は必要だったのか?とか、あまりメインでないザイオン防衛戦が絵的には面白いけど尺が長かったり、エージェントスミスとのバトルシーンがドラゴンボール的だったり、微妙なとこもあって評価が下がるのも納得。
ただまあエージェントスミスのキャラクターとかこの映画シリーズが後の作品に与えた影響も加味して評価したい。
バトルシーンとかはだいぶ時代がたった今ならもっと洗練されたものが作れるだろうし、そういう意味では今リバイバル作品が公開されるのはちょっと期待。願わくば1~3をいい感じに圧縮し、ザイオン周りの話はオミットしてマトリックス内部の話中心にまとめて、ゴリゴリのCGとゴリゴリのアクションでリブートしてほしい。
マトリックス完結!
マトリックスのストーリー自体ザイオンを救う物語なので、必然的に現実世界の話が多くなってしまってる印象。
でもミフネ船長の銃撃戦はまじで熱い
マトリックス内でのアクションシーンはリローデッドに比べると少なく、スミス戦はもはやドラゴンボール。
ラストは機械があっさり引き下がり過ぎではないか?
とか疑問があるけど、平和が来てよかったよかった
さて、最新作となるレザレクションズはどんな展開になるのか
ものすごい楽しみ!
3.5
なんとか解説も読んで内容を消化すると
凄い面白いストーリーだと思う。
1作目公開当時は、現実だと思っていた世界が
実は仮想現実だった‥という近未来世界の設定も、
映像技術の点からしても革命的な作品だったんだろうな〜!
人間と機械の共存というテーマ。
この共存を実現させたのは「愛」の力であり、
最後機械は「愛」を理解したと受け取ります。
これを証明させるべく、ネオに人類か愛か
選択を委ねることをオラクルが仕組んでいた
というのが実に興味深かった、、
仮想現実で生きている人たちはどうなるのか、
7回目のアップデートも始まるのか、など
マトリックス4たのしみです!
今観てもカンフーアクション凄いなあ、、
ナウシカ?
マトリックスシステムの崩壊は養殖人間の絶滅に繋がるので
それは出来ない。要するに人類の勝利はない。
この結末はハピーエンドの完璧な落としどころだ。
論理的で哲学的。目を見張るアクション。SF要素盛沢山。
恋愛要素(取ってつけた感は否めないが…)も盛り込んだ
最高傑作と言える。
少し気になったのはナウシカに酷似している。
敵のロボットがオウムやかなり似ているし、オウムの触手に
持ち上げられた主人公のシーン、そして最後に金色の野に…
幼子が老婆とそれを見て語る。
これは単なる偶然かそれともオマージュか?
評価は分かれると思いますが
3部作の最終章です。
結末が死と再生なので、全編緊迫感と終末的雰囲気の中で進んでいきます。
マシンによって一箇所に集まった不穏分子=マトリックスから解放された人類の粛清と、救世主のプログラムを取り込んで、マトリックス内で際限なく増殖し、侵食していくスミス、という2つの軸で話は進行していきます。またその中でネオが自分の役割を理解し、それに殉ずる決意をする。
今のマトリックスの状況はマシンの想定を超えていた事態なので、それによって起こる結末というのは、ネオの選択によってもたらされたという事なんでしょうか。
主役級の登場人物はどれも見せ場があり、なかなかドラマチックに描かれていますが、その分ネオとモーフィアスの活躍が相対的に弱く感じます。
特にモーフィアスは完全に脇役になってしまった。残念。救世主が嘘だった事が分かった失望と喪失から立ち直って活躍する場面がみたかった。
そうなったら死んでいたような気はしますが。
ネオも一番盛り上がるザイオン攻防戦に不参加になってしまったのは残念です。その分ミフネ船長が良い味出してます。
ただネオの人知れず選択した行動によって終戦を迎えるっていう終わり方を演出するためには、攻防戦のタイミングでネオがザイオンにいる事ができないので、仕方ないのかな。
設定だけぶち上げて、伏線も回収せずに終わってしまう話もある中で、一つの世界観を作り上げて、それに対してきちんと結末を用意したっていう意味では、よく出来ていたのでは無いかと思います。
1度みた後、しばらくしてまた見ると、また違った感想がある、そんな映画なのではないかと思います。
自分も最初に見たときは、ちょっと?って感じだったので。
数とCG頼み
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:70点 )
第一作目の洗練された華麗なマトリックスの世界ではなくなり、どちらかというと混沌とした泥臭い内容になってきた。スミスが大量繁殖したり蛸のような機械が大量繁殖したりと、質よりとにかく数で押してくるだけになったし華麗さは影を潜める。それをCGで描いてもごちゃごちゃしていて一つ一つが安っぽく、上質な料理を売っていた飲食店が薄利多売の安売り店になったよう。蛸の機械に応戦する蟹のような乗り物も泥臭い。
物語でも苦戦していた大量の機械の攻撃が一撃で撃退できるし、その後のネオの対決も簡単に決着がついてしまって、今までの長い戦いは一体何なのだろうかとすっきりしなかった。
Everything that has a beginning has an end. 遂に完結!?
んん?これは最終的には機械との共存エンドということで良いのでしょうか?ザイオンは助かっても電池にされてた人類は助かってないですよね、これ?というわけで遂に完結したマトリックスなのですが、ストーリー的にはちょっとモヤっとする終わり方でした。
これまでのカンフーアクションは控え目になり機械対人間のSFバトルがメインです。でも、これはこれで好きなんですよね。ここまでやってるSF戦争映画って少ないですよ、意外と。ラストの空中戦にせよ、マトリックスはああいった映像を実際に撮った先駆けではないでしょうか?作品毎に全く違う映像表現にチャレンジするウォシャウスキー監督の心意気が感じられます。残念ながら一般的には余り受け入れられなかったみたいですが・・・。
ネオが目を焼かれたシーンはキツかったですね。そして前作であれだけ活躍していたモーフィアスが完全にモブキャラになってたのが少し悲しい。その分ナイオビが活躍していました。ナイオビさん男前や!ミフネ船長が叫びながらマシンを倒していくシーンは妙に印象に残っています。
話を大きく広げた割に小さくまとまった感のある今作ですが、なんだかんだで映画史に残るインパクトあるシリーズでした。
再鑑賞履歴
2021/12/5
2022/8/20
午前10時の映画祭にて
大風呂敷を畳むのは…
SFアクション超大作、三部作の完結編。
「始まりあるものには、全て終わりがある」のキャッチコピーがあおります!!
前2作でマトリックス世界を縦横無尽に動いていたのもつかの間、
今回はザイオンやら現実世界の攻防になり、ケレン味なく少し地味です。
ところで…
前2作と何か違うな〜と思ったら、ある雑誌のレビューにこうありました。
以下、
「一作目当時は社会へ批判をマトリックスというアイデアに見事に昇華したが、
同作の成功により皮肉にも監督自身がマトリックス側(=体制側)に取り込まれてしまった」と。
なるほど、ラストでマトリックスが崩壊しなかったわけも、これで納得。
ただ、ラスト近くのネオとスミスの最終ガチンコはやっぱり見物です!!
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