「Mr.Anderson.Welcome back.We missed you.」マトリックス レボリューションズ　kossyさんの映画レビュー（感想・評価）

　この映画はザイオン対機械！これが一番の見所です。スター・ウォーズもはるかにしのぐ大スペクタクルSF戦争もの映画。カンフー等のアクションシーンは前作よりかなり控えめで、哲学とCGウォーにかなり力が入っていると感じた。

　冒頭から、トレインマンという新たなキャラを登場させて、「またストーリーを複雑にするのか？」と観客に身構えさせるような展開、ずるいです（サティちゃんは可愛かったけどね）。愕然とさせられたのは、預言者オラクルの顔が変わっていたこと。「また、ギャラの問題で配役を変えたのか」と考えさせられました。そこのところの説明もかったるい・・・

　唯一唸らされた場面は、スミスの○○は○○○○だったこと！ここは驚愕・感動でしたが、後に生かされてなかったというか、平和に解決してしまった感じ。

　結局はネオとトリニティの壮大な愛の物語にしてしまったのか？途中ナウシカっぽい映像になっていたけど、ウォシャウスキーたちはやっぱり宮崎駿作品を見ているんじゃ？と思ってしまった。じゃ、あの機械も王蟲なんだろうね。などと考えたら、全て宮崎駿作品に繋がってしまう・・・