劇場公開日 2006年1月14日

プライドと偏見 : 特集

2006年1月13日更新

英国の文豪ジェーン・オースティン原作で、これまでも舞台化やTVドラマ化されてきた人気小説を映画化した「プライドと偏見」。主人公エリザベスを演じた今をときめく人気女優キーラ・ナイトレイは、本作でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞に見事ノミネートを果たした。これを記念し、改めてキーラ・ナイトレイついてまとめてみよう。(文・構成:編集部)

ゴールデン・グローブ賞主演女優賞ノミネート記念
キーラ・ナイトレイのあれこれ

■これまでの経歴とおさえておきたい基本情報

ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた 「プライドと偏見」のキーラ
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた 「プライドと偏見」のキーラ

「パイレーツ・オブ・カリビアン」の大ヒットで人気を広めた女優キーラ・ナイトレイは、85年3月26日、イギリスのテディトン生まれで現在20歳。名優アラン・リックマンの監督作「ウィンター・ゲスト」の原作・脚本を担当した劇作家シャーマン・マクドナルドが母親で、父も俳優という家柄。そのルックスとスタイルからモデルでもこなせそうな印象だが、TVでデビューした6歳の頃から演技を続けている根っからの“女優”だ。

彼女の転機となったのは、ご存知「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(99)。ナタリー・ポートマンが演じるアミダラ女王の影武者役でわずかな時間ながらスクリーンに映し出されると、ポートマンに通じる美貌に注目が集まった(同作の公開までポートマンがアミダラ本人と影武者の両方を演じると言われていたため、実際は別の――しかもポートマンを髣髴とさせる美貌をもった――女優が演じていたことが話題になったという)。

溌剌としながらも恋にゆれるエリザベスを好演
溌剌としながらも恋にゆれるエリザベスを好演

さらに02年には、アメリカでスマッシュヒットしたイギリスの青春映画「ベッカムに恋して」で、主人公の親友かつ引き立て役(今となってはこういう役はオファーされないだろうが)として好演したサッカー少女役が決め手となり、以降は「ラブ・アクチュアリー」などの母国イギリスの映画と並行しつつ、前述の「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「キング・アーサー」といった大作に出演。「パイレーツ~」は今夏に「2」が、来年にも「3」が公開される人気ぶりで、ハリウッドでも縦横無尽の活躍を続ける。

■胸は小さいが度胸はデカイ!

「穴」
「穴」

ルックスもスタイルも抜群、GG賞ノミネートで演技力も認められ、新作も目白押し……と絶好調の彼女だが、実はある悩みがあった!? それは「胸が小さい」ことだ。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」ではドレスから見える胸をより豊満にさせるため、「メイクアップ係が胸の谷間を書いていた」と告白しているし、「キング・アーサー」ではきわどい戦闘衣装をまとっていたのだが、映画のポスターではCGで胸を大きく描かれていた。

しかし、彼女自身はそうしたことをむしろ笑い話として披露しているような印象で、悲壮感はない。その小さな胸を恥じるどころか「必要なら脱ぐ」と、売れっ子になった今でも堂々と脱いでみせる。「胸を見せるならきれいな20代のうちに見せるわ」とは、なんとも勇ましくも頼もしい(?)、そして男性ファンにはちょっと嬉しい発言である。そして、その言葉を証明するかのように彼女のセクシーシーンを見られるのが以下の作品。

■こんなところで脱いでます

「ドミノ」
「ドミノ」

「穴」
2001年/イギリス映画
失踪した4人の高校生のうち、ただひとり生還したリズの口から事件が語られるミステリー・サスペンス。キーラは4人のうちのひとりフランキー役で出演し、胸をポロリ。
DVD発売中/2625円(税込)/ポニー・キャニオン

「ドクトル・ジバゴ」
2002年/イギリス=ドイツ=アメリカ合作(TVM)
ボリス・パステルナーク原作の文芸ロマン。イギリスでTV放映されたドラマで、日本ではDVDリリースされている。本作で主演しているキーラはセクシーなベッドシーンに挑戦。

CGで“豊胸”されたという 「キング・アーサー」ポスター
CGで“豊胸”されたという 「キング・アーサー」ポスター

「ドミノ」
2004年/アメリカ映画
昨秋、日本でも公開されたばかりのトニー・スコット監督作。実在した女性バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)ドミノ・ハーベイを演じたキーラは、荒野でのラブシーンを披露し、トップレスに(ただし、同作ではストリップシーンもあるがそこは吹替えだとか)。
4月1日DVD発売予定/3800円(税込)/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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