「「漫画実写化は駄作」の常識をぶっ壊した作品」ピンポン といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
「漫画実写化は駄作」の常識をぶっ壊した作品
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「漫画実写化の成功例」とネットで見かけ、鑑賞しました。
「ピンポン」は原作漫画もアニメも見たことはありませんが、おおまかなストーリーだけ知っているという程度の予備知識でしたが、予備知識無しでも、この映画単品として十分成立するほどにクオリティが高かったためまったく問題なく楽しむことができました。
他のスポーツ漫画にありがちな「友情・努力・勝利」みたいなものが後半の一部を除けばほとんど存在せず、努力を惜しまず勝利に邁進するという一番スポーツ漫画の主人公っぽいことをしていたのがライバルの佐久間(アクマ)だったというのも、「斬新だなぁ」と感じました。
アクマの「努力」がスマイルの「才能」の前にことごとく打ち砕かれる様子はスポーツ漫画としてはタブーみたいな感じもしますが、学生時代にスポーツに打ち込んだ人であれば誰もが圧倒的な「才能」に対して自分の無力さを感じてしまったことがあると思いますので、厳しくてリアルな高校スポーツの描写として非常に良かったです。
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