「見たい物語を見ることが出来た満足感」ペイ・フォワード 可能の王国 たけちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
見たい物語を見ることが出来た満足感
受けた好意を他人に贈る“ペイ・フォワード”というテーマから、予想どおりの展開と結論の物語でした。描いて欲しいように話しが進み、役者の演技には嫌味がありません。
これまで何となく気後れして鑑賞することを躊躇していましたが、NHKBSプレミアムシネマの放送を切っ掛けにして本作を鑑賞できて幸いでした。
顛末に不満を言うレビューもありますが、エンドタイトル前のシーンには静かな余韻を感じ、癒しになります。遠くに救援部隊や応援が近付く兆しを残してエンドタイトルが出る、ようなエンディングを、いつも求めて映画を鑑賞しています。
2001年公開の本作ですが、この映画が切っ掛けになって舞台であるカリフォルニア州などで安直な改革ムーブメントが強まったのではないことを本作のために祈ります。本作から、改革は文字どおり(肉体的にも精神的にも)生命を掛けた厳しいものと教えられました。
なお、ツイスター以来、ヘレン・ハントは好きな女優の一人です。顔立ちに惹かれています。
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