「どのシーンも夢のように美しい✨」オペラ座の怪人 ホラー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
どのシーンも夢のように美しい✨
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お酒を飲み始めた頃は、美味さを十分に理解できていない。経験を重ねるうちに、旨さ酒の奥深さが分かってくる。
ミュージカルも同じだと思う。
見始めた当初はセリフの代わりに歌、そしてダンス。その面白さが理解できなかったが、この歳になり、ようやく分かってきた。
先日、四季のオペラ座の怪人を観て感動し、再び映画が観たくなり視聴。
2004年上映当時、映画館で観て、DVDも持っており何度か観ているが、今回が最も良かった。
清純なエミリーロッサム 好青年のラウル演じるパトリックウィルソン そしてセクシーなファントム役のジェラルドバトラー
役者は吹替なし。
美しいソプラノのエミリーは、本格的に歌を学んでたし、パトリックはなんと元ブロードウェイ俳優!(道理で上手いはず!)
ジェラルドの声はロックだと感じていたら、元々ロック経験あり。実力派俳優を揃えた。
眩い絢爛豪華な舞台に衣裳✨
瑞々しいソプラノを聴かせるクリスティーヌのデビューシーン。
パステル調の滑稽な喜劇。
金と黒、豪華なマスカレード。
真紅のドンファン🔥
どのシーンも夢のように美しい✨
キャラクターの揺れ動く心情を、舞台に重ねて魅せる。
光のように輝かしいラウル。闇のように蠱惑的なファントム。2人の男の間で翻弄されるクリスティーヌは、夢見る少女から愛を知る大人の女性へ。
ラスト、
クリスティーヌにより、ついに人の優しさを知ったファントムは、怪人から人へ戻り姿を消す。
その凄絶な孤独、哀しみ、狂おしい愛情に涙が止まらなかった。
クリスティーヌのお墓に置かれた赤い薔薇には、ファントムの贈った指輪。
彼は最後まで、クリスティーヌを愛し抜いた。
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