「ディック原作作品の中では、バランスのとれた一品」マイノリティ・リポート 凪さんの映画レビュー(感想・評価)
ディック原作作品の中では、バランスのとれた一品
ブルー・レイで観直し。
フィリップ・K・ディック原作の映画化は、原作愛のせいか、良くも悪くもB級臭さ・同人臭さに繋がってしまうところがあります。
そういう意味で、スピルバーグの本作は、とてもバランスの取れたエンターテイメントに仕上がっていると思います。
見所たくさん。
なおかつ、ディック作品の特徴がきちんと生きていて、素晴らしい。
特に自分で自分がわからなくなるあたりは、よく描けています。
長官役にマックス・フォン・シドーというキャスティングが、個人的には大絶賛で、コリン・ファレルも良かったです。
今回観直して、撮影の多彩さや小ネタの多さ、構成のうまさに、改めてスピルバーグはすごいなと感じました。
近年の作品も観てみようかなと思いました。
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