LOVERSのレビュー・感想・評価
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大作路線になってからのチャン・イーモウ
劇場公開時新宿のどこかで鑑賞。
うーん、派手だし豪華だし美しいのだけれど。
チャン・イーモウが撮らなくてもいいんじゃないかなあ、と思ったものでした。
金城武はあんまり演技上手くないような気がしてきたころ。
見所は、小刀が竹に突き刺さるときの音だ!これは獅子脅しにも似たバンブービートだ。
『HERO』に続くチャン・イーモウの映像世界に魅了されました。ワダエミの衣装デザインも冴えていて、まさしく外国との交流が盛んだった唐の時代を象徴するかのようでした。『HERO』に見られた場面ごとの色のテーマも健在で、気に入ったのは遊郭の青のシーンと竹林の緑のシーン。この青と緑のイメージがラストの雪原のシーンへ上手く繋がり悲恋のストーリーを盛り上げるのだ。
そして、やはり、チャン・ツィイーが美しいぃ。もう男の目から見たら、これしかない。許してほしい。中盤の竹林で金城武が戻ってきたときに見せた涙はたまらなかったのだ(何が?)。
ちょっとやり過ぎ感が漂っていたのが小刀の舞い。ブーメラン以上の回転を見せ、4人くらい平気でやっつけちゃう威力。これが何度も出てくるので、途中から慣れてしまいました。
【2004年8月映画館にて】
lovers (女性向)<HERO(男性向)な感じ
映像美に振り切った作品。
なかなか挑戦的で良かったけど、男的(個人的?)視点から観ると、これみるならHEROの方が良いと思ってしまう。嫁的にはLOVERSが好きらしい。
観て損のない作品。
心情を表す、背景の美しさ。
ヒーローに続き、チャン・イーモウ監督の
素晴らしい映像美。お馴染みのワイヤー
アクションも全開。
場面、場面で出演者が様々な衣装を
着こなすと同時に、自然の背景も
変わってゆく。これがいい!
彩る色は心の表れ。
また、脚本も良かった。
ドンデン返しと駆け引き。
三者三様の心情を色で表すとは面白い。
まあ、個人的に、美しい
チャン・ツィイーのファンだから
それだけで高評価。
アンディ・ラウと金城武の三角関係。
それぞれの背景がストーリーに
深みを持たせた。
一見の価値ありの作品。
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