ロード・オブ・ザ・リングのレビュー・感想・評価
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観た観た。ようやく観た!!!!嬉しい!!
そう言えば、劇場で観てなかった。原作は(冒頭数十頁に渡り平坦な紹介が続く「ホビット庄」も乗り越えて)あんなに夢中になって読んだし、地上波では観ているのに。ジブリ映画みたいなものだな。そして今回、その三部作すべてをIMAX化して観せてくれると言う。そりゃ、行かない訳にはいかないじゃないですか!
はるか昔、人間・エルフ・ドワーフ・ホビットらが暮らす "中つ国" は、主人公フロドが手にしている 「冥王サウロンが作り出した指輪」 がもしも解放されてサウロンの元に帰ってしまえば、サウロンの暗黒の支配に落ちるという危機にみまわれていた。主人公は、8人の仲間と共にサウロンの住む滅びの山の火口に指輪を投げ入れて破壊できるでしょうか、という話。
原作の 「指輪物語」 といえば、やっぱり第1巻冒頭の数十頁に渡り平坦な紹介が続く 「ホビット庄」 の章を読み通したものだけが堪能できる世界だ。映画でさすがに 「ホビット庄」 の淡々とした説明はないが、「世界は変わった。水から大地から感じる。大気のにおいも変わった」 というモノローグから始まる指輪の経緯。3つはエルフに、7つはドワーフに、9つは人間に渡され、それらとは別にモルドール国で冥王サウロンによってすべての指輪よりも強力なひとつが作り出された。中つ国は指輪の魔力に屈しあるいは闘い、人間とエルフが滅びの山の中腹でサウロンと闘い、全ての希望が失われかけた時、人間の王子イシドゥルアがサウロンの指を切り落とし、サウロンは敗北した。その後2000年眠っていた指輪、それをみつけて500年の長寿を得たゴラム、ピボットのビルボに渡るまで。こういったオープニングを、軽く20分くらいだろうか、延々とオープニングで語る。冒頭の説明が長いよ、という点はそれを思い出して楽しい。かつ、駆け足だがこれが見ごたえある映像なの。
これから観る人、用心してね。あらかじめ言っとくよ。178分、ほぼ3時間、見逃してもいいやって箇所、ないからね。きっと集中して観るだろうから、心地よく疲れるよ。あらかじめ伝えておきたくなる。ぜひ、「ロードオブザリング」を!!
この映画、こんなにウケたのは原作好きも納得する各種族の造形(ホビットは小さく、エルフは妖精的、ドワーフはずんぐり等)だろう。そして、撮影地ニュージーランドの自然を生かし、かつ大金をかけて作りこんだことがわかる夢幻的な広大ないくつものセット。ホビット庄(シャイア)、サルマンの住居、エルフの森、ローハン谷、モリアの坑道。ホビット、エルフ、ドワーフ、そして白のサルマン、それぞれの世界を、原作を読んだ人も含め納得させる作り。それらが、俺たちを実際のファンタジーの世界(変な言い回しだが)に、違和感なく連れて行ってくれる。そして、それらを背景として繰り広げられる、息つく間もない争いの数々のテンポのよさだろう。
20年前の映画だけれど、デジタルリマスターされIMAX化されているせいか、違和感は少ない。当時もかなり金をかけたってことなのかな。モーションキャプチャー(動作模倣)と、それを顔の表情にまで拡張したエモーションキャプチャー(キャメロン監督の造語・表情模倣)で一躍大ヒットを果たした 「アバター」 が2009年だから、2011年はすでにCG全盛なのか。それから早20年なのか・・・、月日が流れるのは速い!!
そしてこれは第一作で、この映画のために設立された 「WETAデジタル社」 もまだ、プログラム "MASSIVE" をフル回転してはいないはず。("MASSIVE" は、群衆それぞれをそれらしく自律的に動かす、特殊効果ソフトウェアの名前)それでもこの迫力! "MASSIVE" がフル回転する 「2つの塔」 がさらに楽しみになってくるじゃない!! あ~、早く2作目公開しないかなあ。(1作め観終わった人の勝手な願望だが、できれば1日で3本ぶっ続けとか、3日連続劇場とかで観てみたい!! というのは正直な気持ちだ)
フロド、サム、メリー、ピピン(ホビット)、ガンダルフ(魔法使い)、アラゴルン(人間)、ボロミア(ゴンドール)、レゴラス(エルフ)、ギムリ(ドワーフ)。この9人の旅路はまだまだ続く。ガンダルフとボロミアは既に亡き人となってしまったが、ファンタジーの世界ではいつ帰ってくるか、誰にもわからないからね!
ファンタジー映画の金字塔
ザ・ファンタジー!
IMAX上映されるということで、映画館で鑑賞しました。IMAX上映以前にも2,3回見ており、本作を含む3部作は鑑賞済みですし、DVDもなぜか持っています。
前回見てからおそらく15,6年経っているため、大まかには覚えていましたが、「そうか、こんな展開だったか」と思い出しながら見ました。
改めて見て思ったのは、ビックリするほどファンタジーだな!というところですね。(当たり前ですが笑)ここまでファンタジー!という作品も今となっては逆に珍しい気もします。
3時間近い映画の中で、緊張感のあるシーンがこれでもか、とあるため、正直最後の方はちょっと疲れます。自分的には坑道のあたりが完全にクライマックス感がありますが、物語的にはフロド達が分かれる、まで描かなきゃいけなかったんだろうな、とも思います。
数多くある戦闘シーンは迫力はありますが、カメラが近くて目が疲れる感じがしたり、演出が少し古臭く感じたりもしました。また、映画冒頭の昔のオークと人間&エルフの戦闘も、やはり現代のCGと比べると多少粗さは感じました。
にしても、これだけファンタジー!な作品が、綺麗な映像と圧倒的な音響でまた楽しめるのはありがたい限りです。二つの塔、王の帰還のIMAX上映も見に行きたいと思います。
再上映に感謝。
唯一無二の素晴らしい作品。言葉が尽くせない。20年の時を経てIMAXで再上映してくれて本当にありがたい。二つの塔と王の帰還は劇場でみたものの、旅の仲間だけはDVDだった。なので本当に嬉しい。
フロドたちの旅の始まり、アラゴルンやガンダルフ、ボロミア、レゴラス、ギムリそしてホビットのフロド、サム、メリー、ピピンの愛らしさと健気さが胸を打つ。迫力ある映像とファンタジーの壮大さ、登場人物たちの汗滲む緊迫シーンと疾走感に夢中になりました。
推したいシーンは「全部」としかいえない。
地元では1週間のみの上映なのが本当に惜しい。もう少し長く延長してくれたら何度も観に行きたかった。
私の中で、好きな映画不動のNo.1です。
ホビット3部作とリング3部作を三連休で観て
原点にして最高‼️
この映画に出会えた幸せ
人生では、いくつか最高の映画に出会う。
一生の宝物になり、また自分の人生をも変えてしまう映画。
私にとっては、ロードオブザリングがそれだ。
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公開から20年を経て、迫力あるIMAXで再上映とは!嬉しすぎる‼️
前回も映画館で観たことを覚えている。
壮大なファンタジーで実写化は困難と言われた指輪物語を、#ピータージャクソン が驚くべき熱意で実写化。予算が十分ではなかったため、なんと3部作をまとめて撮影したそう。
役者も大変だったろうな😅
原作#指輪物語 はファンタジーの金字塔。というか、もう祖といっていい。
私たちの知るエルフやドワーフ、ゲームドラゴンクエストなどの世界観は、これに帰する。
子供の頃から、知らずトールキン の世界に触れていたわけで。
原作は9冊もあるため未読で映画にのぞみ、その豊かな世界観に驚いた。
原作者は学者であり、創作にあたり世界の地図を作り、エルフの使うルーン文字も作り上げた。
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映画は、一つ指輪をめぐって翻弄される人々を描く。
世界を掌握できる指輪。そして指輪は自らを持て、世界の王たれと誘惑する。善良な人々も貶め、指輪の傀儡にしようとする。
光の力が強いエルフでさえも。
そんな中、ホビットだけは指輪の力に抗える。彼らは権力を欲さず、自らの土地や人々を愛する種族だからだ。
自分たちが愛するものを守るために、ホビット ーフロドは恐ろしい魔の山に指輪を捨てに行く旅に出る。
改めて観て、一部の中にこんなに話が詰め込まれていたことに驚く。
でも長いと感じないのは、監督の力量だろう。
映画は約3時間と長編だったが、エンディングが終わるまで誰も席を立たなかった。
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現在、アマゾンプライム で指輪物語の前の時代、第2紀をドラマ放送中。
森の奥方であるガラドリエル、人とエルフのハーフ、エルロンドの若かりし頃が見られる。
物語がリンクしているので、そこに注目しながら見るのも楽しい。
すべてのファンタジーの
冒険ファンタジー超大作、観るアトラクション
3時間という超大作、しかも三部作で正直手が出しにくいが、
場面場面の切り替わりがはっきりしているので
映画一本まるまる一気に見る必要はない
(レビュー時点で20年も前の作品なのでビデオ視聴前提)
適当なところで休憩を挟んで観ていくと良いかと思う
大いなる使命を負ったホビットの冒険とそれを助ける者たちの物語
敵は闇の勢力、そして指輪の魔力という構図なので
表面的なストーリーは特に難しくはない
ただしどっぷり世界観に浸かりたいならそれに応えられるだけの膨大な設定があるので
そこは好みによるだろう
ライトな楽しみ方としては各種族、アイテム、肩書などの
いかにもファンタジーな要素を味わいつつ圧巻の映像と音楽をながめるのが良い
観るアトラクション、色褪せることのない映像美は他の作品にない最高の体験だ
濃密な現代までの指輪を巡る物語
折れた剣の一撃でやられる冥王サウロン
ホビット庄は最高の導入、世界観に一気に引き込まれる
指輪の継承、そして旅立ち
恐ろしいナズグル
サルマンの塔
裂け谷
指輪の魔力に囚われながらも抗うビルボ
雪中行軍
坑道モリア
オーク、そしてバルログとの遭遇
不安定な足場を通り逃亡
ガンダルフとの別れ
エルフの森
アルゴナスの門(ああそういえばNARUTOの終末の谷の元ネタだったなぁ、と本作の影響力を感じた)
指輪の魔力に侵されるボロミア
サム・・・
「身軽になって、オーク狩りを始めるぞ」
♪モルニエ・・・ウトゥーリエ
圧倒的な質と量、ファンタジー映画の傑作中の傑作、金字塔
壮大
壮大な景色、映像はやはりさすが。この映画に惹き込まれるポイントでも...
見直してみた。
2002年頃、まだ自分が子供だった頃見たものを見直してみた。映画館で見たのか、父親がビデオを見せてくれたのかは覚えていない。
感想を一言で言うと面白かった。没入感があるため、映画を見ながらその手法について自分なりの批評をする気もなかった。
キャラクタとしてはガンダルフが一番好印象がある。時々冗談をいうお茶目さもあるが、力を持ちながらも指輪に誘惑されない数少ない登場人物で、主人公フロドを最後までバックアップしてくれていた(最近の創作物ではおしなべて彼のような立ち位置に老賢者はいない。いたとしても、『老』とはラベルがあるだけで見た目は美少女・美男子ばかりだ。この作品を見るにつけ、ガンダルフのようなキャラクタが欲しいなと思い起こした)。ビルボやボロミアは指輪の誘惑に負け人間の弱さを見せるが二人共その本質を憎むことはできない。森の奥方ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)については子供の頃彼女を見た時その美しさに驚いたし、今回も驚いた。
フロドが指輪の誘惑に苛まれているときの青白い顔で視点がぼやけて見える表情は見ていて辛くなるところがあった。これは子供の頃見たときも今回見たときも同じだった。普段の彼はほほが朱色に染まっていて個人的にダビデ像の様子を彷彿とさせる美男子なのだが。
この創作物の表すところを象徴的に我田引水した意味として表現するならば、フロドの苦悩と目的への邁進はすべての人がもつ人生での苦悩、目的につながるところがあると思う。だから、このような作品を見ることはファンタジーではるが皆に勇気を与えるという意味で意義あることだと思う。
日本の漫画・アニメ・ゲーム文化のファンタジー界隈に与えた影響はハリーポッターシリーズに続き大きなものがあるだろう。ファンタジーはこの映像作品が出る前からあって、その原型は皆の心にあったが、この作品が見せたガンダルフ=魔法使い=賢人始めそれぞれのシンボルの見事な映像表現は皆の心のなかにより洗練されたシンボルを作り出すことに成功し、創作界隈だけでなく人々の豊かな想像する心に育みを与えただろうと思う。
なるほどこんな感じか。
映画が好きじゃない人でもタイトルは誰もが聞いたこと
あるであろう作品。シリーズもの、ファンタジーものと
相性は悪いが知識として持っておくために鑑賞。
鑑賞前は3時間という長編であることからも不安だったが、
なかなか楽しめた。
ただやはり長く、鑑賞後の疲労は凄まじかった。
なぜファンタジー作品の長編はこんなにスタミナが奪われる
のだろう笑
人物像を丁寧に描かれていて一見複雑そうに見えるが、
終着点は意外にもシンプルで、世界の均衡を破った1つの
指輪を悪の手から守り、葬ること。
多くの登場人物がいるが、それぞれキャラクターがしっかり
しているので、頭の整理もしやすい。
ただ、個人的には中盤から尻すぼみだったのが少々残念。
3部作の1作目であることからも仕方ないのだろうが。
サムとの友人関係はとても良かった。
今後どうなるのか期待が高まる。
最初に。
異世界ファンタシーの元祖
よもや「指輪物語」の実写映像化作品を眼にする事が出来る日が来るとは思わなかった!
それは「全世界の」「指輪物語ファン」「トールキンファン」を充分に満足させ得る作品でなければならないのだから・・・。
今でこそ「異世界ファンタジー」などという世界観は「ありふれた当たり前のもの」になってしまったが、そのすべての生みの親がトールキンであり、「指輪物語」だ!
「指輪物語」以前に、エルフ、ドワーフ、ホビットなど亜人(デミ・ヒューマン)を「人間(ヒューマン)同様に社会生活を営む「種族」」として、詳細設定の体系化を行った作品は存在しない。
トールキン以前に存在したファンタシー作品は(敢えてファンタシーと記す。昨今の「ファンタジーブーム」を指す場合のみ「ジー」と表記する。)
すべて神話物語や伝承的な民話の類をベースにしたものであった。エルフなども出てはくるが、それは日本に置き換えるならば昔話に鬼や妖怪が登場したのと変わらない。
現在、ドラゴンクエストなどのRPGによって広く一般普及した「剣と魔法の世界観」は、すべてこの「指輪物語」から始まったのだ。
だから、この作品を他のファンタシー映画作品と単純に比べてはならない!
執筆された「時代」も、映画化における「縛り」も、何もかも違うのだから。
厳密に言えば「異世界の英雄譚」という設定のみならば、アメリカのパルプマガジン「ウィアード・テイルズ」に掲載された「英雄コナン」などの方が時代が先だ。
しかし、「各種族の特徴、歴史、世界地図、勢力図や相関関係」など「架空世界を詳細に設計する」という手法を小説に登場させたのは、トールキンの「指輪物語」こそが始祖である。
70年代前半、キューブリックや「エクスカリバー」のジョン・ブアマンが映画化を試みようとするが、物語の壮大さに「無理だ!」と諦めている。
78年(日本公開は79年)にはアニメーション作品が制作されたが、ファンを落胆させるのみの結果に終わり、映画を愛するすべての人々に「指輪物語」の映画化は不可能だと思わせるに至った。
だが、半世紀における映画制作技術の進歩、とりわけCGの著しい発達がついに「指輪物語」の実写化を可能にした!
原作に完璧に忠実である事までは出来なかったが、原作の魅惑的なエッセンスを素晴らしい映像として再構築した事は称賛に値する。
この偉業は、私自身の「人生観」にとっても非常に意義深い出来事の一つとして記憶されるものである。
(◯十年、生きてみて良かった!的なw)
私にとっては文句無しに、
ダントツの「生涯ベスト1映画」なのである。
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