カンフーハッスル : インタビュー
2005年1月11日更新
少林拳とサッカーと「マトリックス」を融合させ、観客の大喝采を浴びた「少林サッカー」から3年。さらにパワーアップしたチャウ・シンチーの最新作が「カンフーハッスル」だ。eiga.comでは、元旦公開での好スタートを受けて来日したシンチーに、本作に対する思い入れや次回作について語ってもらった。
チャウ・シンチー インタビュー
「ブルース・リーから受けた影響がいかに大きかったか」 編集部
――友人の7歳になる娘さんが「カンフーハッスル」の予告編を観て爆笑し、「観たい!」と両親におねだりをしたそうです。今はギャング団のダンスを真似しているそうですよ(笑)。
「本当ですか(笑)? 日本の子供たちが喜んでくれたのであれば嬉しいですね。香港でも映画を観た人たちがカンフーを習い始めたと聞いてます」
――念願だったカンフー映画を作り、各国で大ヒットした今の心境を教えて下さい。
「ヒットしたことで、カンフー映画を引き続き撮ることが出来るかなと思っています。まず、各国の皆さんが非常に気に入ってくれたし、僕自身が本当に好きだと思える映画を作れました。さらに、まだ描いていない東洋武術のテーマが沢山あるので、いくらでもいい映画を撮れるのではないかと思っています。だから出来るだけ早く撮りたいですね」
――敬愛するブルース・リーへのオマージュを作品の随所で感じました。製作に当たって留意した点があれば教えて下さい。
「作品に現れたブルース・リーに対する敬意は、特に『こうしなければいけない』などと考えて出てきたものではなく、自然に出てきた気がします。それは私が彼から受けた影響がいかに大きかったかを物語っていると思います」