「ケビン・ベーコンが悪役やるとほんとむかつくなあ」インビジブル(2000) あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
ケビン・ベーコンが悪役やるとほんとむかつくなあ
2000年アメリカ映画。112分。2011年23本目の作品。「ロボコップ」や「氷の微笑」、「トータルリコール」で有名なポール・バーホーヴェン監督の作品。
内容は:
1,国家機密である研究所が透明人間になる実験をしている。
2,動物実験の成功を受けて、研究員の一人で人体実験をする。
3,実験は成功するが、元に戻すことができず。
バーホーヴェン監督といえば、血なまぐさいバイオレンスと生々しいお色気シーンが代名詞。本作はそれまでの作品に比べればけっこう抑えられていますが、随所に出ています。この人は女性のバイオレンスがけっこうあからさまで、殴る方だろうと殴られる方だろうと思いっきりやってきます。
それで胸がすっとするならば良いんだけど、この監督さんの場合はまとわりついてくる。ちょっと病的と思えるほどに。
そんなタッチで描かれた本作は、けっこうCGが凄いのでうまくバイオレンスが弱められていて、過去のこの監督さんの作品の中でも見るにたえる作風に仕上がっています。でも、その分インパクトはなく、小ぶりな仕上がりといった感じ。
バーホーヴェン監督は本作品以降にまったく聞かなくなった。
色々な監督の作品を観てきて思ったのですが、バイオレンスなどの過激さで売っている監督さんって寿命が短いですね。
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