「日本で作られた最高のアクション映画!」イノセンス mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
日本で作られた最高のアクション映画!
4Kで、劇場で鑑賞。
今回「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」と連続で見た。一緒に見る意味はあった!結局「GHOST IN 〜」の続編で、ちゃんと連動している話。
「GHOST IN 〜」が95年、「イノセンス」が2004年、9年後。映画としては数年後の話。
最初は、前作と違いCG満載の映像がちょっと鼻についたけど、キャラクターは基本的に線画。そのうち話にのめり込んで気にならなくなった。
話が進むにつれて、映像と言葉のラビリンスに陥るのは以前見て憶えていたけど、大画面で見るとそれだけじゃなかった!
日本で作られたアクション映画の中でもトップレベルのアクション映画だったことに驚きと喜びと高揚感で見入ってしまった。これは大画面でないと味わえない高揚感だと思う。
(アクション映画の面白さは、ただ単なるアクションシーンがすごいとかではなく、そこに至るまでの情念や思いがそのアクションシーンにしっかり裏打ちされなければ、面白みは半減する。その意味では、ガイノイドたちの想いと悲しみ、バドーの素子への思いなどが絡み合いながらアクションシーンが展開されることの面白さ。その上、気持ちが乗ることで迫力のあるアクション映像に見えてくる。)
アクション映画として最高の出来だった!やはり押井守は天才だ〜!
劇場で見て良かった!
それと、草薙素子の声をやっていた声優の田中敦子さんが去年亡くなった。
「バトー、忘れないで。貴方がネットにアクセスする時、私は必ず貴方の傍にいる…」
ラストの草薙素子の言葉は、まさしく、彼女の最後の言葉となってしまった。(涙…)
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