「香港ノワールの金字塔」インファナル・アフェア いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
香港ノワールの金字塔
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マフィアから警察に潜入するラウと潜入捜査官としてマフィアに取り入るヤン。二人の潜入捜査故の誰にも言えない孤独、生きながらの苦しみ。
「無間道」とは「一度入ると抜け出せない、絶え間なく続く苦しみ」。正に言い得て妙なタイトルだと思った。
立場的にヤンの方がキツイなぁと思った。バレたら殺されるから。いつ終わるか分からない潜入捜査への苛立ち、自分の正体を知っている人間が減っていく恐怖。
ウォン警視が目の前で死んだときの悲痛な表情というのはとても印象的だった。
ヤンは死に、警察官だということが証明された。一方、引き続き警察に居続けるラウ。
ラウは何を思い、ヤンに敬礼したのか?
ヤンは無間道から解放され(と思っている)、ラウは苦しみ続ける。
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