劇場公開日 1951年6月15日

「アメリカでは1941年 公開」群衆 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アメリカでは1941年 公開

2023年11月26日
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この後 戦争が起きた
大衆の力は無力であった。財閥や政治家の力によって貧富の差は是正された。・・日本人の多くは戦争によって日本の貧富の差が是正されたことは知っている。 しかしアメリカの方が日本以上に貧富の差がひどかったことはあまり知らない。
太平洋戦争は結果的には財閥の利益になったと思うが貧富の差が是正されたということはそれ以上に国民の利益になった。あれは ニューディール政策だったのだ。大勢の人が死んだのは仕方がなかったのだ。アメリカ国民を救うためだったのだ。
と当時の大統領=財閥の傀儡は語ったことであろう。
それは国民を救いたいという財閥の良心なのだ・・ということをまるでこの映画が予告しているかのようだ・・と感じた。いや、感じさせられた・・と、いうことは、この映画は財閥が作ったいやらしい言い訳映画か?それとも本当に財閥に良心というものがあって、それを描いた映画か?
いずれにせよ 私はこの映画から何かしら ヘビーなものを食らった気がする。そして 多くの人に この映画を見てもらいたいと思った。

タンバラライ