ハリー・ポッターと賢者の石のレビュー・感想・評価
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始まりの物語
AppleTVのレンタルで久々に鑑賞。
シリーズ全体を見た後に改めて一作目を見返すと、今作で散りばめられた伏線が続編で回収されており、よく出来ていることに感銘を受けました。ハリーは勿論、ロンやハーマイオニーが初めての学園生活でそれぞれの悩みを抱えながらも、3人でピンチを乗り越えていく姿から勇気を貰いました。また、ファンタジーに溢れた魔法の世界も魅力的で、子供の頃に見たワクワク感を思い出しながら楽しめました。
途中から展開が速く進んでいるように感じ、話についていきづらい所はありました。それでも、まだまだこれから面白い内容になることが伝わってきました。
とめどない魔法の世界
とにかく魔法の世界に飛べる感じが良かった!別世界に飛び込む?私も同じ境遇だったら一緒に行くなぁ。大人になってから観たけど、童心をくすぐる未知の世界にワクワクしました!煌めく魔法の数々や、ホグワーツやダイアゴン横丁の町並み、リアルさ。
登場人物達の描写、1人1人キャラが立ってるので、ハリーやロン、ハーマイオニーの可愛さ。。。素直な会話が面白い。
それとは対照的にマルフォイや伯母さんの妬み等、生きる上で避けて通れない心理が色濃く出ている。七光りや贔屓目なところにマルフォイが面白くない気持ちは分からんではないが、マルフォイのやり口は好きではないので、結果オーライでした。
子供向けであろうけど、大人も楽しめる仕掛けが、そこここに散りばめられており、飽きさせないです。
公開当時映画館で鑑賞。
最近子供にせがまれシリーズ一気観しました。
ハリー・ポッターで1番好きな作品。
A Successful Pilot to a Quality Marathon Series
Can you think of any film series of eight films where every single title was quality? I sure can't. Perhaps the Marvel Cinematic Universe has eight good ones in there, but in terms of precision and accuracy, the Wizarding World was a bullseye. Hollywood's top craftspeople did JK Rowling's vision justice. Two decades later, Harry Potter still beckons you to its world, encouraging your imagination.
ハーマイオニーかわいい
【81.9】ハリー・ポッターと賢者の石 映画レビュー
作品の完成度
クリス・コロンバス監督による『ハリー・ポッターと賢者の石』は、J・K・ローリングの小説という巨大な原作を映像化する上で、その世界観を忠実に再現し、観客を魔法の世界へと没入させることに成功した記念碑的作品。単なる子供向けファンタジー映画としてではなく、ジャンル映画として極めて高い完成度を誇る。原作の持つ緻密な設定、魔法界のユニークな文化、そして何よりもハリーという孤児の少年が自己のアイデンティティと向き合い成長していく普遍的な物語を、丁寧に、そして壮大なスケールで描き出した。原作小説が持つワクワク感とミステリー要素を損なうことなく、映画という異なるメディアへと見事に昇華。物語の導入部からエンディングに至るまで、観客を飽きさせない巧みな構成と、視覚的な楽しさに満ちた演出が光る。原作読者にとっては期待以上の映像化であり、未読者にとっても新たな世界への入り口となる、まさに完璧な一本。特に、ホグワーツ魔法魔術学校の描写は、原作のイメージを具現化しただけでなく、さらにその魅力を増幅させることに成功。ただの再現ではなく、映画独自の解釈と表現が加わり、映像作品としての独立した価値を獲得した。
監督・演出・編集
監督クリス・コロンバスの功績は計り知れない。原作の壮大さと繊細さを両立させる手腕は見事の一言。特に、ホグワーツ城の内部やダイアゴン横丁といった場所の描写には、細部へのこだわりが随所に感じられる。演出は全体的に穏やかで、物語の進行を急がず、登場人物たちの心情や魔法の世界の驚きをじっくりと見せるスタイル。子供たちが初めて魔法に触れる感動や、友情を育んでいく過程が丁寧に描かれている。編集は、原作の膨大な情報を二時間半の尺に収めるため、物語のテンポを損なわないよう配慮しつつ、重要なシーンを際立たせる巧みな構成。特に、クィディッチの試合シーンは、疾走感と迫力を両立させ、映画ならではのスペクタクルを創出している。CGと実写の融合も自然で、作品の世界観を壊すことなく、魔法のリアリティを高めることに貢献。
役者の演技
主演:ダニエル・ラドクリフ
孤児院育ちの孤独な少年から、魔法使いとしての才能を開花させるハリー・ポッターという複雑な役柄を、当時11歳という若さで見事に演じきった。彼の演技は、単なる「可愛い子役」の域を超え、ハリーが抱える内面の葛藤や、新たな世界への戸惑い、そして友人との出会いによる喜びと希望を、その表情と仕草の細部に至るまで表現。特に、ダーズリー家での抑圧された生活から解放され、初めてホグワーツ特急に乗る際の、期待と不安が入り混じった眼差しは、観客の心を鷲掴みにする。ヴォルデモート卿との対峙シーンでは、子供ながらに恐怖と向き合う勇気を、迫真の演技で示し、物語のクライマックスを盛り上げた。彼の存在なくして、この映画の成功はありえなかったと言っても過言ではない。
助演:ルパート・グリント
ハリーの親友、ロン・ウィーズリー役。彼の演技は、原作のロンが持つ愛すべきダメさと、誰よりも友達思いな性格を完璧に体現。豊かな表情とコミカルな間合いで、物語にユーモラスな彩りを与えている。ハリーとの出会いのシーンから、ハリーを庇ってチェスに挑むクライマックスまで、その演技は一貫してロンというキャラクターの魅力を引き出し、観客に強い印象を残した。
助演:エマ・ワトソン
ハーマイオニー・グレンジャー役。博識で真面目、少しお節介な少女という役柄を、知的かつ愛らしい雰囲気で演じ、多くの観客の共感を呼んだ。本を読みふけるシーンや、呪文を唱える際の自信に満ちた表情は、ハーマイオニーというキャラクターの強さを明確に示し、物語の進行に不可欠な存在感を示した。
助演:リチャード・ハリス
ホグワーツ校長アルバス・ダンブルドア役。故人の名優が演じるダンブルドアは、原作の持つ、威厳と慈愛に満ちたキャラクター像を忠実に、そして説得力を持って表現。彼の存在感は、映画全体に深い重厚感を与え、物語の核を支える役割を果たした。その穏やかな眼差しと優しい口調は、ハリーにとっての精神的な支えを象徴し、観客に安心感と感動をもたらした。
脚本・ストーリー
スティーヴ・クローヴスが手掛けた脚本は、原作の膨大な情報を効果的に取捨選択し、映画としての起承転結を明確に構築。原作の持つミステリー要素を巧みに盛り込みつつ、ハリーが魔法の世界で初めて友情を知り、自らの宿命と向き合うという成長物語を丁寧に描き出すことに成功。物語の構成は、ハリーが魔法使いであることを知る導入部から、ホグワーツでの学校生活、そして賢者の石を巡る冒険と、原作の展開をほぼ踏襲。特に、物語の核心である「賢者の石」の謎を徐々に明らかにしていく過程は、観客の好奇心を刺激し、最後まで物語に引き込む。キャラクター間の関係性や、魔法界のルールなど、複雑な設定をセリフや映像で自然に説明する工夫も随所にみられ、原作未読者にも優しい作り。
映像・美術衣装
スチュアート・クレイグによるプロダクションデザインと、ジュディアンナ・マコフスキーによる衣装デザインは、この映画の成功を決定づけた重要な要素。ホグワーツ魔法魔術学校の壮麗な城、ダイアゴン横丁の活気あふれる街並み、グリンゴッツ魔法銀行の重厚な雰囲気など、原作のイメージを遥かに上回る圧倒的なスケールとディテールで魔法の世界を具現化。美術デザインの細部へのこだわりは、観客に本物の魔法の世界が存在するかのような錯覚を抱かせる。衣装もまた、各キャラクターの個性を際立たせる重要な役割を担っており、特にホグワーツの制服は、物語の象徴的なアイテムとして印象深い。
音楽
ジョン・ウィリアムズによる音楽は、この映画の魔法的な雰囲気を決定づけた。メインテーマである「ヘドウィグのテーマ」は、ミステリアスかつ壮大なメロディーで、ハリーが体験する冒険と成長を象徴。曲名は映画公開後、広く知れ渡ることとなった。このメロディーはシリーズ全体を通して使用され、ハリー・ポッターの世界観を彩る不可欠な要素となった。彼の音楽は、登場人物たちの心情や、各シーンの雰囲気を盛り上げる上で絶大な効果を発揮し、映画に深みと感動を与えている。主題歌という形式では特定の曲は存在しない。
受賞・ノミネート
アカデミー賞では、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞の3部門でノミネート。受賞は逃したが、作品の技術的な完成度の高さが評価された証。
作品 Harry Potter and the Sorcerer's Stone
監督 クリス・コロンバス
114.5×0.715 81.9
編集
主演 ダニエル・ラドクリフB8×3
助演 エマ・ワトソン B8
脚本・ストーリー 原作
J・K・ローリング
脚本
スティーブ・クローブス B+7.5×7
撮影・映像 ジョン・シール S10
美術・衣装 美術
スチュアート・クレイグ
衣装
ジュディアナ・マコフスキー S10
音楽 ジョン・ウィリアムズ S10
親子で観れました
シリーズの映画化第1弾で、すべての始まりの物語。
子らが興味あるらしく久々に観ました、しかも劇場でですよ。
丁度スタジオツアー東京に合わせ、としまえんでシリーズの公開がはじまったんですよね。
魔法で溢れた世界は今見てもわくわくするし、その作りこみはやっぱりすごい。
また既に大人になってしまった顔ぶれの、子供のころの姿が懐かしい。
少し詰め込みすぎた印象も、子どもたちには逆に楽しかったようです。
夢が覚めないみたいな感じなんですかね。
また今この一作目をみるとかなりの伏線があることと、それが見事に回収されていることに驚きました。
子らもポップコーン食べながら楽しかったかみたいですよ。
こうしてまた、今度は親子で観れたことを嬉しく思います。本当楽しかった。
言わずと知れた傑作
情報量が多すぎる
いい年こいてやっと初めて見た。
面白は面白いけど、どんどん展開が進むから置いて行かれてしまった。
ラグビーみたいなスポーツもルールがイマイチわからないまま始まったし、季節が変わるのも早く「今ハリーたちは何をしてるのか?」を追うのにいっぱいいっぱいになった。
あと教師が軒並み無能すぎでは?と思う瞬間が多く、本来教師がやるべきことをハリーたちに押し付けている感が強くて困惑。
とはいえ、子供向けなので子供が活躍する展開にしたのだろう。
まだまだ続編は多いけど見ようか悩み中。
言うまでもなく傑作
1作目だけあって話もシンプルで観やすい
ゲーム『ホグワーツレガシー』に向け予習。20年以上前に観たけど内容ほぼ忘れてた。
1作目だけあって話もシンプルで観やすい。キャラも全員に魅力がある。ハーマイオニーが可愛いし、スネイプがカッコよかった。オチ忘れてたからスネイプ先生が良い奴だったのは驚いたなー。ギャップが凄い、人は見かけによらないのね。
夢のような世界が現実にあるような映像美!!
先日、マクゴナガル先生の役を務められた有名女優さんの訃報を知り、
久しぶりに観てみようと思い、観賞しました。
当時から小説も大人気でしたが、映画も話題となり超大作のシリーズものとなっていたハリーポッター作品。
小説も読んだことがあるのですが、映画はその世界を存分に表現していました。
子供ながらに憧れる、魔法がある世界。
ただの魔法使いの話ではなく、自分の出自が関わる大きなことに巻き込まれてしまうハリーと仲間たちの奮闘が、久しぶりに観ても興奮する作品ですね。
当時は特に感じていなかったことも改めてみると面白い発見があったりします。
とある場面でハーマイオニーがハリーとロンに
「あなたたち、本を読まないの?」
と優等生の彼女は問いかけます。
その後、事件に巻きこまれた際、ハーマイオニーに助けてもらったハリーとロン、
その知識は本から学んだことと言っていました。
知識をつけることは無駄なことではなく、仲間の命を救う武器になるのだなと感じました。
何も知らないからと怖気ずくのではなく、自分から知ろうとするハリーや仲間の活躍は応援したくなってしまいます。
仲間の死や信頼していた人との別れがあるシリーズは大人も子供も楽しめる作品です。
時間があるときに仕事の仲間たちと一緒にシリーズを観賞するのも楽しそうです。
魔法の不発‼️
映画史上最高のフランチャイズの一つである「ハリー・ポッター」シリーズの記念すべき第一弾‼️このシリーズは8作あるんですけど、スゴいことにこの一作目が一番ツマらない‼️公開当時、世界的ベストセラーの映画化ということでかなり期待してたんですが、鑑賞してガッカリした記憶があります‼️ホグワーツをはじめとする魔法世界の世界観の構築は素晴らしいと思うのですが、演出、脚本、演技のすべてが子供だまし‼️クリス・コロンバス監督の演出も全然ワクワク感が足りないし、ダニエル・ラドクリフをはじめとするキャスト陣も、ビジュアル的にはピッタリなんですけど、ただ単に騒がしいだけの印象‼️とにかくガッカリしました‼️多分、同年にファンタジー映画の金字塔である「ロード・オブ・ザ・リング」三部作が始まったことも原因にあると思います‼️あまりにも「ロード・オブ・ザ・リング」が素晴らしかったので、余計「ハリー・ポッター」シリーズがショボく感じられたと思うんですが・・・‼️続く「秘密の部屋」も同じくガッカリさせられたんですが、第三作である「アズカバンの囚人」あたりから、ダークな作風で私的にはかなり面白くなっていく「ハリー・ポッター」シリーズなのでした‼️
子供の頃に見たかった
この映画が公開された頃はもう大人だったので、
子供の心で見たら、もっとワクワクドキドキしながら見ることができたかもしれない。将来自分の子供と一緒に見たい作品。しかし、大人が見ても十分楽しめるファンタジー。現代のネバーエンディングストーリーかな。
3人の子供達がとにかく可愛い。大人のドロドロとした心なんて皆無。生き生きとした瞳で純粋そのもの。心が洗われる気持ちになる。
子供のかわいい時期ってほんと一瞬なんだなと切なくもなる。
●ハリーの丸メガネが似合いすぎてベストキャスト。
●ハリーポッターの世界観を完璧に再現したクリスコロンバス監督が素晴らしい。
●レジェンド、ジョンウィリアムズの音楽が観客に高揚感を与え、映画にとって音楽って大事なんだなと改めて実感した。
ハリー・ポッターと私
かなり前のことになるが、金曜ロードショーで何度か目の鑑賞。ノーカットじゃないし、吹き替えだったが、忘れていたことや、全作観たからこそわかる伏線(?)を思い出し楽しく観られた。
思えば初めは「子ども向けのファンタジー」だと侮っていたものの、観始めたらメチャクチャ面白かったことを正直に告白する。控えめに言っても最高のファンタジーだった。本当、観てみるまでわからないもんだな。
観直してみて、とにかくスネイプ先生への偏見がすごい(笑)。常に謎の雰囲気を身にまといつつ、陰ながらにダンブルドアと連携してホグワーツに貢献しているというのに。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」にて明かされるスネイプ先生の過去を知って観ると、あらゆる局面で彼の愛を感じてしまって、やるせないというか温かいというか、とにかく画面に映る度に萌えてしまう。
彼の一人称を「我輩」と訳した人は天才なんじゃないだろうか。スネイプ先生の個性が強烈に引き立つ名訳だと常々思う。
ストーリーの方は、意外と謎解きみたいな要素が強くて、もちろんクディッチのシーンみたいなモロファンタジックなアドベンチャー映画ではあるんだけど、賢者の石をめぐるミステリー的要素が、面白く観られた大きな要素だと思う。
ハリーたちの推理とトライ&エラーの連続に常にくっついていって、一緒になって禁じられた廊下の真実をあぶり出していくワクワク。
ハリーに届けられる「THE魔法」なアイテムのワクワクとも相まって、魔法の世界に入り込んだような高揚感が味わえる。
ハリー自身が何も知らないところから始まって、徐々に魔法のことや自分自身のこと、友達のことや未来に立ちはだかる脅威のことが少しずつわかっていく仕掛けも楽しい。
ハリーが何も知らないからこそ、色々な人に愛され、応援され、もっと言うと露骨に贔屓されているような状況の天才少年、というキャラクターでも観ていられるのかもしれない。
何より、「もしも魔法があったら」と夢想したとき、現実の世界から羽ばたく力はそんな荒唐無稽さを伴って当然だからだ。
親戚に引き取られた孤児が、実は才能ある魔法使いで、才能を開花させて皆を導くヒーローとなる「男の子シンデレラストーリー」で、ぶっちゃけ王道のファンタジーなのだが、だがそれが良い。
私に「ファンタジーは良いぞ!」と教えてくれた名シリーズだ。
今後に期待!
金曜ロードショーでやっていたので、懐かしく見てみました!
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