劇場公開日 2006年9月2日

「シン・ガンホ」グエムル 漢江の怪物 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シン・ガンホ

2025年5月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

米軍って、沖縄だけじゃなく、韓国でもやりたい放題なんだ。最初はフィクションだと思っていたんだけど、漢江劇毒物放流事件って、実際にあったことなんだね。ポン・ジュノの恨み節サクレツ〜。

基本はゴジラかな。人間の行いから、奇っ怪な生物が生まれ、人間が襲われる。漢江の怪物はベースが魚っぽいので、知能は高くなさそうだが、食糧を貯蔵しようとしたり、逃げようとした娘を食わずに生かしておいたり、予想外の行動を取る。しかも、この怪物にはウイルスがあり、怪物の血を浴びたりすると、ウイルスに感染するらしい。

漢江の河川敷で店を営むパク一家は、怪物に娘のヒョンソを連れ去られてしまう。ソン・ガンホ演じる父親のカンドゥ、祖父、おじ・おば(ペ・ドゥナかわいい)は、ヒョンソ奪還のため怪物を追う。カンドゥは怪物を攻撃した時、血液を浴びてしまう。そのため、カンドゥは麻酔も効かない、特殊な体質になった。頭にドリルで穴を開けられても、全然平気。特異体質だからか、怪物さえ悶え死ぬ薬物にも、ビクともしない(髪の色が変わったけど)。新たな怪物は、もしかしてカンドゥなのだろうか。プラス、ヒョンソと一緒にいた少年も? これは続編を撮ってもいいネタだと思うが、絶対作らないでしょうね。シン・グエムル(笑)。

モンスターパニック映画ではあるが、怪物が人間を食うくらいで、そんなに凶悪ではない。放射線出すわけでもないし、川の近くをウロウロするだけで、町の建物を破壊するわけでもない。哀愁が漂う怪物だった。

BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。

ぷにゃぷにゃ
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