グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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特異な才能を等身大の人物で描く。
◯作品全体
見始めてから2,30分くらいで「能力が見いだされて急に出世するんだけど浮足立った結果天狗になっちゃって孤独になる系の作品か~」と決めつけてしまったが、主人公・ウィルは浮足立つどころか自身が張った根を頑なに動かさない人物として描かれ、自分の予想したものとはまったく違う作品だった。もしも能力が見いだされてウィルが変わってしまう、という作品だとしたら『ボヘミアンラプソディー』とか『ロケットマン』なんかが頭にちらついてしまっていたけれど、ウィルの能力が人とのかかわりを拡げることだったりウィルの幼さや臆病を表すものとして存在していて、等身大のウィルを映すことに活かされていた。
ウィルの生い立ちは特殊だけれど、自分の心に踏み込まれたり裏切られることを恐れて壁を作ってしまう姿は個人的にとても共感する部分だった。記憶力が優れてるわけじゃない自分ですら、過去の失敗や人との関わりで傷ついたことは嫌でも覚えてる。それが特異な記憶力を持つウィルだとしたら、傷の深さは計り知れない。
自分を守るために相手に拒絶する態度をとってしまって、結果的に自身も相手も傷つけてしまう。気持ちと行動はうらはらだけど原理が明確だから、別の街で暮らそうと提案するガールフレンドに対するウィルの苛立ちだったり、「愛してない」の言葉に隠れた不安が切なく刺さった。ウィルの能力は特異なものだけれど、ウィル自身は臆病で寂しい人間として実直に描くからこそウィルの葛藤が心に響く。
ウィルに寄り添うショーンや親友との関係性も良かった。ショーンはウィルが作る壁に正面からぶつかって、正面から壁を壊す役割だった。カウンセラーとして一方的に諭す立場ではなく、ショーン自身の深い傷に触れられながらウィルと共に傷つき、理解していく姿にグッとくる。親友は正面からぶつかるのでなく並走しながら支えているような関係性が素晴らしかった。ウィルと過ごす時間を仲間同士で楽しんでいながら、しっかりとその終わりも提示する。ウィルと長い時間を過ごしてきたからこそ、ウィルを傷つけない寄り添い方を知っていて、それを実行する。押しつけがましくない優しさがとても良かった。ウィルが静かにいなくなるラストシーンは親友の望みどおりだけれど、寂しさの表情を隠しきれていない感じが本当に良い。
エンドロールは曇り空の中、先の見えない道路の先へオンボロ車が進んでいく。なんの変哲もない景色だけれど、等身大のウィルを描き切った本作にふさわしい景色だ。一方で心の壁を破たウィルには今まで感じたことのない視界が広がっている。そのコントラストがとても眩しく輝いて見えた。
たとえ違う道でも、共に立って行けるのが、本当の友達だ。
コレは、天の道を往き総てを司る男が、祖母の言葉ではなく、自身で紡いだ言葉です。
親友を騙る嫌なヤツなら、
自分より上へと昇れる者の邪魔をして、
オレ達?トモダチだろ?とか云って、自分と同じ場所に留まる様に促す筈です。
然し、主人公・ウィルの親友チャッキーは漢です。
「20年後もこんな所でオレ達と酔っ払って管を巻いてたら、オレはお前を絶対許さない。お前は、ココから抜け出せるだけの才能が有るのに!宝籤が当たってるって分かっているのに、現金化出来ない腰抜けなんざお前が自分自身を許せても俺が許さない。お前は羽ばたけ!」
…みたいな熱い言葉を真剣に云えるってのはなかなかですよ。
天才過ぎて…親から気味悪がられて見放され捨てられて、補助金目当ての里親を虐待付きで、たらい回し。
一般にIQが10違うとまるで会話が成り立たないそうですが、
スーパー天才青年、主人公ウィルが見ている世界は、さぞかし辛いものだったでしょう。
自分なら呼吸の様に«当たり前»として分かる事が、周りには分からないし、理解しようともしないのだから。
心を閉ざし 港に停泊したままの船のようになっていた 才能豊かな若者が碇を上げて人生という大海原に出航してゆくまでの物語
とてもいい映画です。私はこれを生涯のお気に入りリストの中に入れています。複数回 鑑賞していますが、いつも同じ箇所で目が潤んできます(と、書きましたが、鑑賞を重ねるたびに目の潤む箇所がじわじわと増えてきているようにも感じています)。リバイバル上映されるということでしたので、いそいそと映画館に出かけて観てきました。
たぶん、私はこの映画でマット•デイモンとベン•アフレックの名前を知ったように思います。おそらく監督のガス•ヴァン•サントの名も。この映画は1997年作品で、あのジェームズ•キャメロン監督の大作『タイタニック』と同じ年で、アカデミー賞を始めとする賞レースでバッティングしてしまって獲れる範囲がかなり狭まったにもかかわらず、それをかいくぐってアカデミー賞で脚本賞(なんと、マット•デイモンとベン•アフレックの共同脚本!)、助演男優賞(ロビン•ウィリアムズ)の2部門でオスカーを獲っています。個人的な好みで恐縮ですが、私は『タイタニック』よりこの『グッド•ウィル•ハンティング 旅立ち』のほうがはるかに好きです。『タイタニック』も複数回 鑑賞してそれなりに感動してきましたが、なんだかジェームズ•キャメロンが主人公ふたりのラブ•ストーリーやタイタニック号の最期を見せ過ぎてしまっているような気がして…… それに比べてこちらのほうには、文学作品でいう「行間を読ませる」というか、鑑賞者に想像力を働かせる余地を残しておく優しさみたいなものがあって、それが余韻のある心地よい鑑賞後感に繋がっているのかなとも思っています。
さて、この物語のキモは、共同脚本を書いたふたり、マット•デイモンが演じる 両親を失い里親に虐待されて育ったが、天才的な頭脳を持つ ボストンのスラム出身のウィルと彼の仕事仲間であり遊び仲間でもある ベン•アフレック演じるチャッキーの友情物語です。また、もうひとつのキモとしては、心を閉ざして偽悪的な言動を繰り返すウィルと、限られたカウンセリングの時間の中で、そんな彼に寄り添いながら彼の心を解きほぐしてゆく 大学で心理学を教えながら心理カウンセラーをしているショーン(演: ロビン•ウィリアムズ)との心の交流の物語です。冒頭に書いた私の目が潤む箇所というのは、ウィル+チャッキーのシーンか、ウィル+ショーンのシーンになります。
まあでも鑑賞を重ねるうちに、もうひとつの登場人物同士の関係が気になるようになってきました。それはフィールズ賞受賞者でMITで数学を教えているランボー教授(演: ステラン•スカルスガルド)とショーンの関係です。このふたりは学生時代からの友人のようなのですが、何やら過去に確執めいたものがあったような雰囲気が漂っています。ウィルの数学の才能を発見したランボー教授は彼をなんとか更生させようと何人かのカウンセラーにカウンセリングをお願いするのですが、誰もうまくいきません。結局、ランボーは最後の切り札みたいな感じでショーンにお願いし、ショーンのほうは自分のところに来る前に何人かに依頼していたことを指摘しつつも引き受けます。ふたりはウィルに対する方針について対立したりもしますが、結局は和解します。最初に観たころはやはりウィルとチャッキーの友情物語に涙していたのですが(もちろん今でもそうなんですけど)、私が年をとってきたこともあって、ウィルの出現によって新たなステージに入ったように感じられる彼らの関係を見るのも興味深いところではあります。
いずれにせよ、生まれてこのかた、ボストンを離れたことがなかったウィルは(それが書物で得た知識ばかりで自分の言葉で語っていないという、ショーンに指摘された点にも繋がっているのですが)、友人や師を残して恋人スカイラー(演: ミニー•ドライバー)のいるカリフォルニアに旅立ってゆきます。チャッキーを始めとする仲のよかった3人組にプレゼントされたオンボロの車を駆って。さて、エンドロールからの余韻に浸りながら、ウィルのその後の人生でも想像してみますか。
コーヒーは月並みすぎる
リバイバル上映で鑑賞してきました🎬
見るのは2回目です😀
ショーンにはロビン・ウィリアムズ🙂
普段は温厚なのですが、亡き妻への心ない言葉には怒りをあらわにする男性。
何人ものセラピストがさじを投げたウィルに辛抱強く付き合い、閉ざされた彼の心を溶かしてゆく。
ウィリアムズの優しさを称えた目で語る演技は、素晴らしいですね😀
ウィルにはマット・デイモン🙂
抜群の数学の才能を持ちながら、素行が悪い青年です。
さらに口が物凄い達者で、雑学王みたいなところがあり、何人ものセラピストをコケにして退散させる。
しかしショーンだけは違うのです。
彼の過去を考えれば、やさぐれるのも無理もないのかもしれません😔
それだけに、ショーンとウィルが衝突しながらも心理的な距離を縮めていく過程は見応えがあります。
ヒロインのスカイラーにはミニー・ドライヴァー🙂
私も人のこと言えませんが、特別美人ではないものの笑い方がなかなか爽快で、魅力的です😀
中盤過ぎのウィルとの口論シーンは、2人の感情が画面越しにしっかり伝わるリアルさでした👍
ウィルの親友チャッキーにはベン・アフレック🙂
私にはどの役でも彼にしか見えません😅
しかし、後半にウィルに発破をかけるシーンは2人の絆を感じさせます。
ケイシー・アフレックも、ウィルとつるむ四人組の一人のモーガンで出てましたね😀
97年公開なので、今と声が違いますな🤔
人間が望む幸せや、才能を持つものはどう生きるべきなのか、鑑賞後は考えをめぐらせました。
私としては、愛を忘れずに生きれればいいと思います😁
やはりヒューマンドラマの傑作にふさわしい1本ですね🎬
そして自ら命を絶ってしまったロビン・ウィリアムズのご冥福をお祈りします。
映画好きは一度は観てほしい名作
リバイバル上映にて。以前にも鑑賞済みやけど今回10年以上ぶりに再鑑賞。やはりいい映画や〜
以前見た時は教授の自己中心的な考えに腹が立ったものだが、大人になった今見てみると教授の気持ちわかるなあ。自分自身が望んでも手に入れられないものを持っているウィル。そんなウィルがなんとなく日々過ごすのを看過できない。もったいないという気持ちになるのは当然やろう。一方のショーンはウィルが自信を持てないことに気がついており自ら決定をさせることで彼自身の存在を肯定しようとする。ランボーとショーンが言い合いをするシーンは2人とも形は違えどウィルのことを考えて「真剣」に向き合っている。ジーンとくる名シーン。
そしてこの映画に欠かせないのは、チャッキーというウィルの心の友。このチャッキー、ウィルのことを一番に考えている。迎えに行った時にさよならも言わずにいなくなっててほしいなんてウィルのことを本気で考えていなければ出てこない発想。誕生日に車を送るのも粋やし、ほんまに優しいいい友だち。あらためて友だちってこういうひとのことを言うんやろうなあと思う。
いい映画は時間が経ってもいい映画。「自分が完璧じゃなくても、相手にとって完璧ならそれでいい」「君自身の話は喜んで聞こう」「互いにとって完璧かどうかは飛び込んでみないとわからない」「君は悪くない」などなど心に染みる名言がたくさん。大人になった今だからこそこの映画の言葉の重さに気がつくことができた。これだから映画を観るのはやめられない!
彼は何者になるのか
この物語の主人公はこれからどうなっていくのだろう
そう思わせ続けた映画、
周りからの愛情をけむに巻く、
彼の行動は頭の良さゆえになのかと、思い続けさせたが、
ストーリとともに紐解かれていき
最後は彼の心の奥にいた、純真な少年を救うことができた。
複雑なキャラクターゆえに、解決に時間がかかった
彼の複雑さゆえにそれを紐解く過程で、
周囲の大人も彼を通し、変化してゆく、良い方向へ
周りの愛情を受け入れ、
変わることを恐れなくなった彼は初めて街をでていく…
結局、彼は何物にもならなかった
でもそれがよかったのだと思う
彼の向かう車の先には、素敵な未来が待っているのだろうと想像させるから
主要なキャラクターに嫌な人間が一人もいない。
互いが互いを思いやりあっている、素敵な映画だったと思う。
残念だった点が1つあり、
私は日本語吹き替えで見たのですが、
主人公の親友がラストのパートで、
主人公が突然家からいなくなっているのを見て、さわやかな顔をしており
「?」となった
嫌な予感がして、親友と主人公が最後に会話していたシーンを
もう一度字幕で見てみたら、全然ニュアンスが違う言葉になっており、
字幕版を見て親友の優しさを理解した。
最後友人が全員嬉しそうなところが素晴らしい。
私の見た吹き替えが悪かったのかもしれませんが、字幕で見ることをおすすめします。
膨大な台詞量だが、楽しみ方が分からなかった!!
有名作品ですが、膨大な台詞量の割に何も伝わって来ず、個人的には苦手な映画でした。無駄に下ネタも多いです。
感想メモ
素晴らしい、ありがとう
…戦争の話になればシェイクスピアを引用するだろう、だが本当の戦争を?自分の手の中で友を引き取る悲しみを知っているか?愛の話になれば愛の詩を、だが本当に愛した女を見たことがある?目で全てを語っている…
えーこの中盤の公園でのセリフ好きすぎる、表情演技も素晴らしい
君たちはパーフェクトには程遠い、しかし大事なことは互いにとってパーフェクトな存在であるかどうか
カウンセラーの先生の愛と優しさに泣ける
死んだ妻が自分のオナラで起きた話、2人とも笑っているのに何故だか泣けてくる
親友だから言うが、お前が大人になってまだここに住んでいたらぶん殴る、みんなが欲しいと思っている才能を持っているのに、それを無駄にするなんて許さない
数学の先生の心痛い、自分が何年もかけて証明してきた事をポッと出の青年にやってのけられ、先生がこんな事もわからないのがもどかしいと言われる
その人の生き方だからその人が決めるのが正しいのだけれど、こんな非凡な才能持ってて、いやその才能を活かす職には就きません、って言ってるの見ると他の人はもったいない!と思うよねー、専門家なら尚更
何年後かに見直すでしょう
やっと観られた、、、
、、、ずっと前から観たかった映画。
寒すぎて外出できないからネトフリで鑑賞。
マッドディモンがブレイクするきっかけになった作品だけど、古さを感じることなく一気に引き込まれた。
数学の天才青年の心の成長物語。
カウンセラーや友達がそっと背中を押す姿に涙が出てしまった。
華々しいばかりが成功ではない。
何を幸せと感じるか?は人それぞれ。
当たり前だけど大切なことを教えられた映画。
また時々観たい!
人のつながり
好きな映画を聞かれたら、迷わずこの作品を挙げる。それくらい「グッド・ウィル・ハンティング」が大好きだ。
主人公のウィルは天才的な頭脳を持ちながらも、幼少期の過酷な家庭環境のせいで心を閉ざし、悪友たちとつるんで騒ぐ日々を送っている。学ぶこと自体は好きなのに、不器用なため大学には進学せず、清掃員のアルバイトとして大学に潜り込んでいた。ある日、廊下に張り出された数学の難問を、いたずら半分で解いてしまう。
それを見つけた数学者ランボーは、ウィルの才能を見抜き、カウンセリングを受けさせながら一緒に数学の研究をすることを提案する。しかしウィルは心を頑なに閉ざし、紹介されるカウンセラーを片っ端からからかっては追い払ってしまう。そんな中、ランボーは旧友でカウンセラーのショーンをウィルに紹介する。
ショーンもまた、最愛の妻を亡くし、深い傷を抱えていた。初回のカウンセリングでウィルは彼の本や絵をバカにし、ショーンの怒りを買う。しかし、ショーンは冷静に考え、ウィルの未熟さを見抜くと、彼の挑発を気にしなくなる。そしてこう語りかける。
「君はミケランジェロのことを知っている。でも、それは本に書かれていることを読んだだけだろう?君自身のことなら聞きたい。君に関心があるからね。」
このシーンがとても好きだ。
僕も知識を得ることが好きだし、それを楽しんでいる。でも、本の中の世界が実際に目の前に広がる瞬間こそ、もっと楽しいと思う。だからこそ旅に出る。ガイドブックを読めば、旅先に何があるかは分かる。でも、それを自分の五感で体感することには、何にも代えがたい価値がある。
ウィルは次第にショーンに心を開き、 将来を考え始める。しかし、就職活動を進めるうちに、ふと立ち止まる。もし仕事に就けば、今のように悪友たちとバカをやる時間はなくなり、彼らと疎遠になってしまうかもしれない。それならば、一生現場仕事でも構わない、そう思っていた。
しかし、その考えを聞いた悪友のチャッキーは、こう言い放つ。
「20年後、おまえがまだここに住んでて、俺の家に来て、工事現場で働いてたらーー俺はおまえをぶっ殺してやる。脅しじゃない、本気だ。俺はいいんだ、クソみたいな仕事でも。でもおまえは違う。おまえは宝くじの当たり券を持ってるのに、それを換金する勇気がないだけだ。それを無駄にすることは、俺が許さない。」
ウィルの才能を心から信じ、その未来を大切に思うからこそ、彼は厳しい言葉を投げかけたのだ。こんな友人がいることは、どれだけ幸運なことだろう。
最近は、こうした言葉をかけてくれる人が少なくなったように思う。「嫌なら逃げてもいい」と、優しい言葉はあふれている。しかし、その言葉の先にある未来に、誰が責任を持ってくれるのだろうか。
だからどうした
映像表現では退屈な作品。中盤ハーバードのガールフレンドが出てくるあたりからダレる。で、結局主人公はどうなったの?内定が決まった会社を断り、自分探しの旅に出かけたの?
自分が何をしたいかわからない
教科書を丸暗記した知識で生きる天才じゃなくても、世間一般的な成功っていう教科書通りに生きてるだけの人間はたくさんいると思う。
ウィルは良い友人、彼女、理解者に出会えたから自分のやりたいことを見つけられたが、私たちはそうはいかない。
自分を曝け出してそれを受け入れてくれる人に巡り会いたい。もし出会えたら大切にしたい。もし一度得た大切な人を失ってしまったとしても、自分を曝け出し理解者を探すことを諦めない。そうしていれば自分のやりたいことがわかるのかもしれないと思った。
シンプルに感動
人々が抱く内なる葛藤と、どうしても他人と比較して感じてしまう劣等感とが描かれていて心に刺さった。ウィルとショーンの信頼関係の形成過程とウィルの成長する姿、登場人物を取り巻く人々も尊重するような映画だと感じた。
いつも決めるのは心だから
失礼ながら、題名も聞いたことなく、なんとなく若き日のマッドデイモン(ウィル)が見れるのかーで見始めた作品。ストーリーのあらすじとかも知らなかったので、天才数学者者かとー思ってたが。
いやはや、誰にでも通ずる「一歩を踏み出す」話でした!これ、主人公に設定がもりもりなのが個人的には、スゴい効いてるなと思いました。
最初のほう、ウィルがスカッとチャラ男からヒロインを助ける(論破する)シーンがあるんですが、結局そこも同族なんですよねー知識量で上回ってるだけで
あと自分で考えて生きてると言っときながら、現状の小さな世界に閉じ籠もってしまい続けてるという。この前半のシーンが現状の問題、この映画の伝えたい部分を明示してると思いました。
そこに辛い生い立ちなどもありますが、カウンセラーの先生(ショーン)と一緒にショーン自身も色々あったのを整理しウィルとともに人生を切り開こうとしていく。
本当に素晴らしい映画です。人生は自分で選択して切り開いていくしかない、当たり前のことを言ってるのですが、あくまで細かい心理描写だけに焦点をあて中だるみもなく、映画らしい引用なども多く簡潔にまどめたキレイな作品でした。
あと、ベン・アフレックが親友でなんも機能しないのかと思ったら終盤で泣かせてきましたー
しかも、2回ね、「お前は違う」と「迎えに行ってウィルがいなくて笑う」シーン2つとも最高のシーンでした
「君にシスティーナ礼拝堂の匂いは語れない。」
主人公が難しい方程式が解ける理由は・・・?
先ずは落ち着こう。
・「南部の植民地主義に於ける市場経済の発展ついてどう思う」
ってハーバード大学の学生が出す質問に思えない。多分、日本なら中学二年生でも分かる。分からないのは英語だから。
・「君達が得た知識は図書館へ行って1ドル50セントで手に入る知識」
アメリカの図書館ってお金出すんだ♥
・「君にシスティーナ礼拝堂の匂いは語れない。」
つまり、何本映画を見ても「映画を作る者」の気持が分からない。って事か?確かにそれも一理ある。しかし、芸術作品は鑑賞者の為にある。駄作は駄作だと思う。要はそれを口に出せない社会が問題なのだ。
・清掃作業員に対する差別があると思うけどなぁ。
ここで語られる事は、学歴偏重型大和民族文化ならそんなに難しい話ではない。何しろ、25歳くらいまでの学歴で人生が決まるんだからね。まぁ、アメリカも同じだが。そう、清掃員はいくら映画を見ても、本を読んでも「語るべからず」なのだ。そういった社会なのだ。
・さて、数々ある数学的難問、例えば「フェルマーの定理」を、今をときめく愛の無いAIで解けそうに感じるが。さて、水の電気分解で水素を取り出す方法が模索されている。しかし、触媒となる白金が高価な金属でなので、その代替金属が模索されている。それが新しい合金の必要性に繋がる。しかし、その各々の元素の組み合せが500万通りあるらしい。それで登場したのが、愛の無いAIなんだだそうだ。一見、コンピューターの叡智が伺える様だが、組み合わを模索しているに過ぎない。つまり、所詮、01しか表現出来ないメチャクチャ軽薄な、ただの機械だ。大義名分に愛の無いAIを語るが、逆に、知識の蓄積が叡智を生むものでは無いと、この話で理解出来る。だから、解けない数学の定理はコンピューターには決して解けない。少なくとも、自発で定理を解ける訳では無い。勿論、「フェルマーの定理」は解ける。何故なら、解けた定理をコンピューターに学習させれば良いのだから。解けてない定理は絶対にコンピューターは解けない。
従って、愛の無い者が起源とした愛の無いAIが平和を創造する事は出来ないと言う事だ。
・この映画三回目のようだ。
さて、なぜ主人公が難問が溶けたか?
台本があるからたぜ♥
名言集
親友チャッキーのお言葉。
ある朝ドアをノックして、10秒待ってもお前がでてこないなら最高の瞬間だ。
お前が20年後もこんなところで働いてたら、ぶっ殺してやる
からの、ラストシーン。泣ける!
いいお友達だね。
ショーンが知識をひけらかすウィルに向けて
君のいうことは全部本に書いてあるから聞く必要はない。君の話なら聞くよ。
とのセリフもジーン…
主語が自分じゃない話ばかりするやつはダメだと、ローランドか誰かが言ってたなぁ…笑
彼だけが持つ当たりくじ
まず脚本が素晴らしいのだろう。
導入部分でウィル・ハンティングという男の魅力に取り憑かれてしまう。
スラム街出身で孤児のウィルは大学の清掃員の仕事をしているが、実は学生どころか教授を含めてもずば抜けた数学の才能を持っている。
しかし付き合う連中は気を置けないものの粗野な者ばかりで、彼自身何度も警察の世話になっている。
彼の素行の悪さと知的な言動のアンバランスさが実に面白い。
ある日、彼の才能を見抜いた数学教授のジェラルドは、更正させるために彼に心理カウンセリングを受けさせる。
もし彼が更正しなければ再び鑑別所行きとなってしまう。
しかし数学の問題を解くことには協力的なウィルだが、心理カウンセリングだけはまともに受けてくれない。
ジェラルドは最後の手段として学生時代の友人ショーンにカウンセリングを依頼する。
初めは他のカウンセラー同様に無礼な態度でショーンの内面に土足で上がりこむウィル。
しかし彼が自分と同じような心の傷と孤独を抱えていることを知ったウィルは、次第に彼と打ち解けていく。
まずこの二人のファーストコンタクトから目が離せない。
ウィルがショーンとのやり取りのどこに引っかかったのか、その言動のひとつひとつがとても興味深い。
ウィルが虚勢を張ったり、相手を突き放したりするのは、何かを恐れているからだ。
彼は愛を知らずに育った。
そして自分が類稀なる才能を持っていることを自覚しながらも、拒否されたり捨てられたりする恐れから、自分の殻を破ることが出来ない。
彼はスカイラーという魅力的な女性と恋に落ちるが、再び孤独になる不安から彼女を突き放してしまう。
ショーンは彼のそんな孤独な心に寄り添い、決して彼に何かを無理強いしようとはしない。
そこがジェラルドとの大きな違いだ。
しかしそれでもショーンはウィルに自分の殻を破るべきだと諭し続ける。
改めて他人は自分の姿を写す鏡なのだと気付かされた。
実は最愛の妻を失ったショーンもまた新たな人生を歩むことを諦め、自分の殻に閉じこもってしまった人間なのだ。
なのでこの映画で成長するのはウィルだけでなくショーンも同じだ。
そしてジェラルドも。
ウィルの親友であるチャッキーの存在もかなり大きいと思った。
彼はウィルが宝くじの当たりくじを持ちながら、それを現金に換えることを恐れていると指摘する。
彼はウィルが友人でいてくれることに喜びを感じると同時に、彼の将来のために彼が自分の前から消えてくれることを望んでもいる。
ウィルは他の人には出来ないことが出来る。
だから自分の殻を破って外の世界に飛び出すべきなのだと。
チャッキーのような男こそ本当の友人想いなのだろう。
最後にウィルが選択した道が本当に素晴らしいものなのかどうかは分からないが、彼が外の世界に踏み出したその勇気に感動させられた。
進む
Netflixで鑑賞(吹替)。
心に傷を抱えたふたりが、互いの傷を乗り越えて一歩前へ進む。助演男優賞を獲ったロビン・ウィリアムズの名演と共に、名言の数々が胸に響きました。その名言を伴う脚本を書いたマット・デイモンとベン・アフレックの才能も素晴らしい。無名に近かった若者たちの才能に世界が驚嘆し、数々の脚本賞を受賞したのも頷けるストーリーに感動させられました。
四半世紀
名作と呼ばれて四半世紀。
ようやく、である。遅っ
うん、やはり名作だな。
みんな若いな〜そして細い笑
マットも然り。
ベン・アフレック、今の半分くらいの薄さ。(体とか顔?)
今の方が好きかも。
年齢を重ねた魅力ってあるから。
でもやはりこの頃からオーラがあった。
ロビンの優しい眼差しがいい。
優しいだけじゃないが。
この人を見るたびになぜ…と切なくなる。
ハーバード民をも負かす知識量。
とはいえそれは読書によるもの。
何でもかんでも本の世界。
そこを指摘されてぐうの音も出ない。
しかし数学に関しては、なんちゃら賞を取った教授もひれ伏す才能。
その助手に至っては…いたたまれなくなりそう。
残酷だな、才能って。
雰囲気も音楽も素敵な作品だが、最後が残念。
ま、そうなって欲しくなかっただけだが。
別にカリフォルニアに行かんでも〜と。
タイトルなし(ネタバレ)
親友がかっこよかった。
ウィルの事を思って「20年後お前がこの街に〜」って言うシーンがかっこよすぎる。
ウィルが周りの人に愛されてるのに最後気づいてくれてよかった。
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