エターナル・サンシャインのレビュー・感想・評価
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この作品のジムキャリーはホントすばらしい
試写会→劇場→DVDレンタル→DVD購入、という
稀に見る黄金パターンでツボにハマった作品です。
抑制が効いたジムキャリーの演技が
これまでに観たことのない不思議な空気感を
作品全体にプラスしています。
これは男がジムキャリーと一緒になって
喜び、憂い、泣き、笑うことができる
歴史的なラブストーリーだと思います。
これは面白い!
ジムキャリーがついに自然なシリアスな芝居を見せてくれた。
時間軸が前後するお話はアタマがこんがらがるけど、ぐいぐいのめり込んで観た。
ケイトウィンスレットもとってもハマリ役。
キルティンダンストはこんな少し幸薄い感じの役の方が合っていると思う。
オチもしっかり合って◎。
1年後の2人が、今の2人に手紙を出せるなら。
付き合いはじめの「会っているだけで満足!」を過ぎたあとの、ややマンネリまったりなどーでもいいことでケンカしてしまう日々を、どうがんばるかで2人のそれからが決まることってよくありますよねー。そんなとき、この映画を観て語りあった過去があるなら、その思い出が2人をちょこっとよい方向に導いてくれるかもしれない、そんなふうに思わせる映画でした。
脚本チャーリー・カウフマン、監督ミシェル・ゴンドリー、主演ジム・キャリーと、かなり豪華。ヒューマンネイチュアみたいになんないといいなあ・・・。ゴンドリー長編撮れないんじゃないか説(自分だけ?)を吹き飛ばして欲しいなあ・・・。なんて、ちょっと心配しながら渋谷シネパレスへ。
脚本。アカデミー賞とっただけのことはあって、派手ではないけどよくできてました。メメント式?よくある時間逆行モノなんだけど、ありがちな複雑さはなくて、わかりやすい。クレメンタインの髪の色が時間軸を読み解くポイントになっているのも、おしゃれですね。
キャスティング。これは意見の分かれるところでしょう。ケイト・ウィンスレットとキルスティン・ダンストは、個人的にはあまり好きではなかったのだけれど、この映画では脚本の力によって、その嫌な個性があんまり出なくて、けっこう観られました。イライジャ・ウッドのダメっぷりな観る人をムカつかせる演技は、ロードオブザリングの時といい、すばらしいですねー。
音楽。ジョンブライオン(ポールトーマスアンダーソンのをけっこうやってる)とか、ベックとか、期待通り。
ゴンドリー。あんまやんちゃしてなかったなー。CG処理とかは地味に大変なことやってるんだけど、PV観まくっている人には、あんまり驚きはないかも。
ま、細かいところを突っ込むというよりも、観た後のほわっとする感覚を楽しむいい話。ぜひ彼氏・彼女と一緒に観にいくといいんじゃないでしょーか。付き合いはじめなら、なお良し、かも。
クセがあるのでハマる人はハマる!
特に気になっていた作品ではなく、彼女がタダ券が手に入ったから行こうと言われ、なぁなぁで見に行ったところ自分だけ号泣。。。今まで映画で泣いたことなど片手で収まるほどしかなかったのに。
記憶を消すという少しSFなテイストはあるが、キャストが一級な人ばかりだからかなんなく入り込めた。まぁイライジャ・ウッドの役は他の人がいいなと思ったけど。
クセがあるしシリアスなジム・キャリーだからとっつきにくい人はいると思うけど、まず楽しめると思います。
あと、失恋したばかりの人にはあまりオススメできないかな~。どちらかというと1~2年以上のカップルにオススメかと。
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