「一度失敗した二人」エターナル・サンシャイン ねじまきさんの映画レビュー(感想・評価)
一度失敗した二人
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喧嘩別れした恋人同士が、苦痛な記憶を消去してくれる会社に依頼し、お互いのことを忘れようとする。
記憶の世界を遡り、新しい物から順に消していく。記憶の遡るにつれだんだんと幸せだった頃の二人の思い出が蘇り、忘れたくないと考えを改めるが記憶の消去は止まらない。
記憶の中の彼女を連れて思い出の中を逃げ惑い、どうにか彼女を隠そうとする主人公。
記憶の世界の描写が好き!崩れていく思い出にハラハラ。
お互いを忘れてしまった二人は再び出会い恋に落ちるが、自分たちが一度失敗して記憶を消した事実を知ってしまう。
一度失敗した二人。また失敗するかもしれない二人。
しかし二人の出した答えは、
「失敗してもいいさ」
これが素晴らしかった。
失敗することが分かっていてまた一緒になるのは不毛なのか?不毛なことはしてはいけないのか?
「次はきっと大丈夫さ」ではなく、
「次も失敗してもいいさ」
一緒にいる理由はうまくいくかどうかじゃないんだよね。失敗するとしても一緒にいたい、もう素晴らしいじゃないか。
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