劇場公開日 2006年11月18日

「何をかかえて生きてるか=働いてるか」プラダを着た悪魔 ひろみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5何をかかえて生きてるか=働いてるか

2023年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

アンハサウェイは可愛い。それはそう。とくにこの作品はめちゃ可愛い。
でもこの作品はもっと苦しいはず。
まず、好きこそモノの上手なれ。その仕事を面白がれるかどうか。これが仕事がハマる瞬間だよね。ファッションに興味がなかった彼女がブランド品を身につけた瞬間に仕事を楽しそうにこなせる様になっていった。
だからどこ行っても仕事ができる人って言うのは、何に対しても面白さは見出せる=好きになれる人のことを言うんだろうな〜。逆に言えば好きじゃないとやっぱきついよな。

んなことよりも、働くことは何かを犠牲にすることなのか。今ではワークライフバランスとか叫ばれているけれど、仕事にのめり込むためにはプライベートを犠牲にしなきゃいけないのか。仕事とプライベートの充実は反比例なのか。それははたまた一昔前の話なのか。この作品の中だけなのか。

アンハサウェイだけじゃない、ミランダも家庭を持って、子供もいるけれど、きっとその多忙さ故に幾度となく離婚をしている。自分が求めるモノのためには何かを犠牲にしなくてはいけないんだとしたら、それは結構残酷なこと。パートナーとの時間、子供との時間、自分の価値観。。。それに耐えられず、多くの人は止まってしまう。その先の自分の未来を信じて色んなものを捨てても進める人(彼女ら)こそが、自分のさきを描けている人なんだろうな。そして強くて、かっこいい人。

オープニングの曲がとても好き。
アンハサウェイ、マイインターンもそうだけど、働く姿がよく似合うね。

ひろみちゃん