劇場公開日 2006年11月18日

「鑑賞者の仕事のキャリアと視点によって変わる、この映画の評価。」プラダを着た悪魔 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5鑑賞者の仕事のキャリアと視点によって変わる、この映画の評価。

2023年4月19日
PCから投稿

厳しい業界で戦う事は生きるか死ぬかに等しい。
甘さの目立つ新人アンドレア以外は戦っている。
ただしそこは優しく見やすいコメディ映画にと…
設定や台詞や動きは、ゆるく作っている。

レベルの差から上司は魔に見えるが
他者から見たら仕事の出来ない新人で
特殊な業種だから尚更 毎日が多忙だ。
編集長は新人アンドレアを認めている。
ラスト近くでアンドレアが選択した未来は
どちらも明るく、才能はあった事になる。
同時に編集長も正しい事になる。

アン・ハサウエイはキュートだが
やはり中心はメリル・ストリープで
その全てが映画を引き締めている。

物語の深みのなさには難点を感じるが
コメディとしてなら良い映画だと思う。
なぜなら何度も観てしまうから。

星組