「自分が歳を重ねて見方が変わった」プラダを着た悪魔 ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が歳を重ねて見方が変わった
初めて見たのは多分小学生。大人も見る英語の映画が見たくて見に行ったような。かっこよくてキラキラしてて、主役の子がかわいくて、ときめいた。
それから、テレビで放送された時やDVDで数年に一度見るようになったが、自分が観るタイミングで登場人物への感情が変わっていて、少しは大人になったのかもと映画を通して感じられた。10年以上定期的に見られる作品に出会えてよかったと思っている。
10代の頃は、アンディ結局最初からずっとかわいいじゃん!ミランダもエミリーもめちゃくちゃかっこいいけど意地悪だな〜、仕事を頑張りすぎ彼氏や友達を蔑ろにしないで自分のことも周りのことも大事にするぞ〜!みたいな感想だったかな、、、忘れかけてることが悲しい。
20代になると、あれアンディ確かにちょっとダサいかも、と気がつく。そりゃアンハサウェイだからかわいいけど、髪はぼさぼさ、ほぼすっぴん、ダボッとした服は、なんできた?と聞きたくなるな。
働きはじめてしばらくして後輩がでると、自分でもびっくりしたが、ミランダやエミリーの気持ちに共感する様になっていた。態度や言動から仕事にリスペクトが感じられなくて、それが既に働いている人たちを馬鹿にすることだと分かってくれない人、いなくていいよと思いますもんそりゃ笑 郷に入れば郷に一旦従おうよ、と思ってしまうタイプなので、アンディがナイジェルに愚痴をこぼすシーンでもナイジェルさすが!と思ったし。反面理解できなくなったのは、アンディが仕事で成功していくとともに離れていくネイト。いや応援しなよ、変わっていくアンディを受け入れてよ!と思ってしまって、、最後ネイトの元に戻ったアンディの気持ちが逆に分からなくなっていた。
思い出したので備忘録的に。