「不満の表明」なんて楽しいクリスマス! odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
不満の表明
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クリスマスに母の家出騒動、「なんて楽しいクリスマス」なんて皮肉としか思えないタイトル、まあ、それでもクリスマス映画だから最後は無難に収めてくれるだろうと期待しながら冷や冷や鑑賞。
冒頭で「ホリデー映画の主役は男ばっかし!サンタだって男だしサンタの奥さんはトナカイやエルフ以下の扱い。ママは裏方。家族が楽しく過ごせるのはママのおかげなのに「手伝おうか」の一言もない!」って愚痴る主人公クレア(ミシェル・ファイファー)。まあ、家族を裏から支えている妻や母親の気苦労は分かります、劇中でも全米の視聴者からクレアへの共感が寄せられていましたね。
ただ、根っからのお人好し、善人という訳でもない万引き事件、必要なエピソードだったのか疑問です。
クリスマスとかお正月には家族で一緒にというのは全世界的な習わしだから今更、批判めいた苦言を呈するのもどうかと思うが本作のラストのように、たまには実家でなく温泉とかリゾート地に集まるのもマンネリ化を防ぐ一策かも知れませんね。
日本ではお正月におせち料理を食べる習慣がありますが大きな理由の一つは、正月三が日の間、台所仕事をせずに済むようにという意味もありますからね。奥さん、お母さん有難うございますってか。
クリスマス映画だから音楽もたくさん、シッダールタ・コースラさんのサウンドトラックは良いですね、特にワッサーマン一家が歌うSilent NightやエンディングのI Heard the Bells on Christmas Day(クリスマスに鐘の音を聞いた)のコーラスのハーモニーは素敵でした。
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