グランド・イリュージョン　ダイヤモンド・ミッションのレビュー・感想・評価

11月第3週の北米映画市場、週末3日間（11月14～
16日）の興行成績は、ジェシー・アイゼンバーグが主演する大ヒットシリーズの第3作「グランド・イリュージョン ダイヤモンド・ミッション」が、首位を獲得して以来、上位をキープしています。推定予算9,000万ドルもすごいですが、第二週で興行収入1億6,000万ドルの大ヒット更新中です。

本シリーズは、スーパーイリュージョニスト集団
「フォー・ホースメン」の活躍を描いたクライム・エンタテインメント。最新作となる「グランド・イリュージョン ダイヤモンド・ミッション」では、公の場から姿を消していたフォー・ホースメンに新世代のマジシャン3人が加わり、再び動き出すさまを描いています。

原題Now You See Me, Now You Don't とかいう、何とも奇妙なタイトルですが、「さあ、よく見てて…、ほら消えた！」という意味です。このタイトルにちなんで、実は北米サイトのレビューでは

"Now You wish You Hadn't Seen Them "
"Now I've Seen It, Now I Wish I Hadn't"

…などと酷評されていますが、個人的にはルパン3世の実写版を観ているような爽快感と、ベルギー、アブダビ、ハンガリー、ニューヨークなどの豪華絢爛なロケ地の美しさを拝めただけでもチケット代の元以上を取れたくらい満足しています。

ちょっと登場人物は多いかなとは思いましたが、あっちこっちで団結して、そういうトリックだったか！と点が繋がる感じが、オーシャンズ並みのワクワクを感じることができました。

去年のジェシーの静かな演技も素敵だったけど、やっぱりホースマンを束ねるリーダー、めっちゃかっこよかったです。

前作ほど評価は高くないですが、個人的には最近地味な作品を好んで観ていたので、やっぱり豪華大作もいいなぁと楽しめました。

ホースメンのメンバーたちが新たな３人のイリュージョニスト（詐欺師？）とともにダイヤモンドを手に入れるべく持ち主に挑んでいくというストーリーです。渡航先で鑑賞しました。

お馴染みのフォー・ホースメンが次第に集まっていく再会シーンはやはり「おぉっ」となるし、若き３人組も加わる展開で味変だったのですがイリュージョンが洗練され過ぎたのか、なんだか盛り上がりに欠けて個人的に1、2ほどのスカッと感はないかな…という印象です。

ですが見やすい内容で十分楽しめるのでご興味ある方はぜひご鑑賞ください。