ディパーテッドのレビュー・感想・評価
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Perhaps, the Film of the Decade
For its multi-intersection spiral story, quick and sharp editing and clever camera angles, high-stakes tension and startling action, and performances on the edge of the human condition--The Departed is a perfect film. Fourteen years of re-watching it, I still pick up more details from its dense story. You can miss a lot with one blink in The Departed--that's what a classic is supposed to be.
潜入捜査官の鬼気迫る胸の内を、ディカプリオが熱演。
香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクで、
ボストンに住むのアイルランド人系の地域に場所を移して、
マーティン・スコセッシ監督がメガホンを取りました。
ギャングの手下から警察官になった男をマット・デイモン。
警官からギャングとしてスパイ活動を命じられた男がレオナルド・
ディカプリオ。
ギャングの親分のコステロをジャック・ニコルソンが演じました。
ラスト近くにマット・デイモンがディカプリオの警察官としての存在を
コンピューターで削除するシーン。
まざまざと、存在を消される恐怖が迫ってくる。
ディカプリオが潜入捜査官だと知っているのは上司が2名のみ。
(そのうちの一人は殺されてしまったですから)
(多分ディカプリオは、自分が消される運命だ分かるシーンだ)
“インファナル・アフェア“この題名の意味は【無限地獄】で、
この映画のタイトル「ディパーテッド」の意味は、
「死んでいった奴ら」とか「逝ってしまった野郎たち」だとか。
字幕では「死者」と簡単に訳されている。
どちら含蓄のある深い題名。
ディカプリオの怯えた表情と極度ストレスによる不眠やイライラ。
マット・デイモンは警察権力を自身の後ろ盾と信じていて、
迷いがないから、冷酷極まりない。
2人が実に若々しいです。
18年前の映画だからディカプリオは30歳そこそこ。
マットは36歳位です。
ディカプリオはまだ美青年の面影があるし、
マット・デイモンも青二才・・・の雰囲気。
名優マットもまだ若い。この映画では、深みも凄みもまだまだ薄い。
マットの捜査の妨害は、甚だしく
逮捕のタイミングで、「待機しろ!!」
コステロの尾行を、「尾行は中止だ‼️」とか、
マットが一番に疑われそうだが、警官は“全てが怪しい“
“誰も信じらない“
その疑心愛機に陥って、
ラスト展開は、“殺しのドミノ倒し”“やられたら、やり返す“
殺しの連鎖で、さすがにおったまげた!!
ラスシーンの混乱は目を覆うばかり。
インパクト的には強烈なラストです。
これでは誰も居なくなるではないか?
2006年公開映画で、アカデミー賞作品賞を受賞した。
作品賞にふさわしいと感じました。
監督もですが、説明の少ない脚本と展開の早い編集。
特に編集のチカラはとても大きいと感じました。
そしてもちろん出演者・撮影・音楽ほか全てのスタッフの
チームワークですが。
潜入捜査官を描いた映画として「レザボアドッグス」に
近いのではないでしょうか?
「潜入捜査官」の危険度がMAXな所。
「ディパーテッド」はギャングと警察の両面を描いているのに対して、
「レザボアドッグス」はギャングの視点を貫いている。
作品に似た匂いを感じました。
2度めの鑑賞で10数年ぶり。
見始めたら緊迫感の虜になり深夜まで一気見。
なかなか自宅では珍しいほどの集中が出来る凄い作品でした。
人狼ゲーム映画NO1
犯罪サスペンスの傑作だ。
フランク・コステロはホワイティ・バルジャー、コリン・サリバンはジョン・コノリー捜査官がモデル。バルジャーがボスだったウィンターヒル・ギャング(米国史上最も成功した犯罪組織の1つ)を参考にしている。
これだけだと、『ブラック・スキャンダル』と同じ。だが、香港映画『インファナル・アフェア』のリメイクをベースに、米国で実在の人物等を参考にしたので、リメイク元を知らずとも、ハリウッド色が強い別物として、普通に鑑賞できる。
ディカプリオ、デイモン、ニコルソンなど、素晴らしいアンサンブル演技だ。長すぎる嫌いもあるが、大部分は飽きることが無く、リアルなタッチで最後まで楽しめる。
裏社会しか無かった者たちの運命を、乾いた雰囲気で描き切っている。ストーリー展開の見事さにも、おおいに関心する。非常にタフな映画だし、これは面白い。犯罪サスペンスの傑作だ。
インファナル・アフェア見返そう
戦慄
今夜(2024/07/27)観ました。
ケチのつけどころは長すぎる点のみ。マーティン・スコセッシ監督らしい。バイオレンスをふんだんに散りばめたクライムサスペンス映画です。
展開が二点三点するので、集中力が必要でかなり疲れますが、クライマックスで必ず報われるので頑張って下さい(笑)
スパイ、ネズミ、覆面、裏切り者、嘘つき…。色んな呼称がありますが、観れば見るほど疑心暗鬼に陥ります。
問題を抱えたディカプリオ、立ち回り方が上手いデイモン、始終ギラギラしているニコルソンらの腹の探り合いが堪りません。
『グッドフェローズ』、『カジノ』、『キラーオブザフラワームーン』等々、スコセッシにくびったけなら観なきゃダメです‼️😤是非ご覧ください💪💢
湿度5%の騙し合い
タイトルなし
『ダブルフェイス』と比較するとストーリーや人物の深みが足りない
原作未鑑賞。今作は、原作が同じ日本のドラマ『ダブルフェイス』と比較すると、ストーリーや人物描写など、全体的が深みが足りない印象だった(尺の問題もあるが)。特に主演の2人の生い立ちにそれを感じる。『ダブルフェイス』では、主演の2人が警察官とヤクザで一見すると対照的な2人だが、恵まれない環境で育ち正義漢という、根底の部分がとても似ていた。また、ヤクザのボスに拾われて親代わりに育てられた男が、自分がやっていることに疑問を感じ、最終的に自分のボスを殺すことになる葛藤も表現されていた。そういった要素がストーリーに深みをもたらしていたが、今作ではあまりそれが感じられず、軽い印象になっている。
他にも、警察と犯罪組織による駆け引きの緊張感や舞台となる場所の華やかさ、天候による主演2人の心境の表現、テーマ曲など、全体的に『ダブルフェイス』の方が数段上の出来栄えという印象を持った。
60点
映画評価:60点
ストーリーも展開も良かった。
ただディグナムがムカつく。
Matt Damonとレオナルド・ディカプリオも、
とても良い演技だった。
マフィアに潜入する事の苦しさが、
ヒシヒシと伝わってきました。
うまく逃げても、顔が割れてるから
いつ何処でマフィアに報復されてしまうか
一生ビクビクしながら生きないといけない。
マフィア側に潜入捜査した時点で、
もう人生詰んだんだなぁと、この作品を通して
否応なしに感じました。
本当にディグナムがムカつく。
他にも細かいツッコミはありますが、
THE・ハリウッドって感じで大雑把に見てれば
特に気にならないですし、
まだ観たことない方は是非観てみて下さい。
【2024.4.17観賞】
うーん…微妙
ネズミたちの悲話
恥ずかしながら、最初に観た時(2007年頃)は香港映画「インファナル・アフェア」が下敷きだと知らず、オリジナルより先に見てしまった。
だから、なのかは分からないが、
良い意味ですごい衝撃を受けたのを今も鮮明に思い出す。
その後、オリジナルを見たあとでも、この作品に対する愛着はまったく色褪せることはない。
複数回視聴に耐えうる良作だと思う。
マット・デイモン、レオナルド・ディカプリオがダークな色気を発散しているだけでなく、
マーティン・シーン、マーク・ウォールバーグのキャラ設定・演技もすごく良い。
ジャック・ニコルソンはじめとするギャングの皆さんも怖さとゆるさの適度なバランス設定が素晴らしい。
唯一、ヴェラ・ファーミガ演じる女医さんだけは、設定や人物像について大きな『?』がついてしまう。
真面目なのか、貞操観念緩めなのか、どちらの男性を愛してるのか、よく分からなかった。
現実世界はそういうものかもしれませんが(笑)
潜入捜査官vs.潜入ギャング、お互いの組織にいっぱい居すぎて訳がわからなくなっているのも、風刺が効いて面白い。国同士のスパイもそうなんでしょうね。
やはりスコセッシ、テンポと演出の鬼
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