「今年最も心に残る映画」これからの私たち All Shall Be Well 江川知弘(作家)さんの映画レビュー(感想・評価)
今年最も心に残る映画
大切な人と過ごした何気ない日常のすべてが、こんなにも美しかったと気づかされる。けれど、死がふたりを分かつとき、そこに生まれたのは差別と法律という冷たい壁。わかってほしいと願っても、その想いは届かず、ただ虚しさだけが残る。ただ悲しむ人のそばに、静かに寄り添ってくれるだけでいい。そんな優しさのかたちをこの映画は私たちに教えてくれる。今年最も心に残る映画だった。
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