「これも「業」なのか!?」落語家の業 MASAさんの映画レビュー(感想・評価)
これも「業」なのか!?
タイトルにある「業」。キャッチコピーのひとつ「コンプライアンスの超越者」。快楽亭ブラックとは、どんな悪党なんだ!?と思っていたが、その実態は…「無邪気な表現者」だった。
恐らく、本人が「無邪気」な分、周りの人々に色々な「皺寄せ」が押し寄せるのではないか。映画中に登場した元弟子も、最後にトークで登場した佐平次師匠も吉幸師匠も「皺寄せ」を間近で味わったからこそ、「距離が出来て」よかったと仰るのではないか。
ある意味、ここまで「無邪気」であること自体が「業」といえるのではないか。同じ建物の別のフロアで聞いたブラック師匠による古典落語は、シンプルながら工夫があり、面白かった。今度は、「無邪気」さ、丸出しのドぎつい落語も聞いてみたい。
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