ただ、やるべきことをのレビュー・感想・評価
全4件を表示
リストラはする側の人間もおかしくする
ポスターとかロゴのルックはソフトだけど、意外にも骨太のリストラ企業ドラマだった。
リストラをする側の人事部の若手を主役にして、彼のプライバシーである結婚間近の彼女との関係を描く。もう韓国映画、何撮らせてもこんなにうまい。
もうだいぶ前に主人公の彼と同様にリストラをする側の経験をしたことがある。自分が経験をしてるとフィクションが嘘くさく感じることが多いけど、本作はその頃を振り返って今でも思うことが外さず描かれており、めちゃくちゃ腹落ちできた。
だからこそ、グッと涙がこぼれることもあったし、隣のおじさんは、ボクよりすごくてラストカットで泣いてらした。
それは何か?
「リストラする側は会社が潰れると思ってない」
これだ。リストラが会社を救う正義だと思っている。だからこそ大切な彼女を二の次に休日手当なしでリストラ業務に勤しんでしまう。
リストラがされる方だけじゃなくて、する方もおかしくさせるということが描かれていることが重要だ。
最後に。リストラは会社がリストラしてると気付かせないうちに、社員に辞めてもらうのが双方にとって幸せだ。会社に辞めるように言われたのではなく本人の意思で辞めた方が立ち直りが早いだろう。
ボクがリストラに関わった時、辞めてもらった社員はリストラされたことに気づいただろうか? 会社はその後倒産したが、最後は給料さえも支払われなかった。
チャンソンボムの感情表現が秀逸!
主役のチャンソンボム、韓国ナムジャらしく台詞らしい台詞は決して多くはない役どころではあるが、エンディングまで見飽きることがない秀逸な感情表現に引き込まれました。申し訳ないことをした時に恥ずかしいと思う人柄に惹かれて主役と婚約した恋人の存在が主役の人物像を上手くイメージさせていたのではないでしょうか。アドレナリン爆発の韓国映画ではないけど、それも新鮮!
正論は禍根のもと
経営が傾き大規模なリストラを余儀なくされた造船会社で、人事部に異動してきた男の話。
資材チームから人事チーム異動して早々、人員整理が必要となり、初仕事で携わることになって行く。
あらすじを読んでいないと2016年の話しだということもわからないし、読んでいても、会社の規模や事情や何人切らなきゃいけないかも、その条件もわからない始まりで、何を見せたいのかイマイチピンと来ない序盤。
やっと話しがなんとなくみえてきて、主人公の機微をみる作品というのはわかったけれど、それにしてもそんなに人員整理を頻繁に繰り返す会社に残りたいものですかね…今では造船業は業績が回復したらしいけれど、そもそも労働者が業績に見合わない過剰な要求をする国ですけどね…。
主人公の人間関係とそこで生じる厳しい感情は良かったけれど、恥ずかしいという思いが自分にはまるで理解出来なかったし、もうちょい会社の背景説明が欲しかったかな。
全4件を表示


