「チャップリンのルーツを探る旅に出る」チャップリン かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリンのルーツを探る旅に出る
試写会にて
チャップリンのルーツを探る映画になってましたが、作家でもある息子マイケルの語りを中心とした作品。
マイケル自身の映画とも見る事ができる点が非常に斬新で父親と同じく自身のルーツをロマ(ジプシー)に求める姿を追う作品とも取れました。
チャップリン本人が亡くなっている今、彼のルーツがどこにあるのかを探る手立てはないのですが、作品の節々から漂う放浪者の香りが「チャップリンはジプシーである」という事を裏打ちしているように感じてなりません。
ラスト、マイケルは海に向かって伸びている岩場を裸足で歩いて行き画面の奥へと消えて行きます。
永遠の放浪者チャップリンとその息子らしい帰結に感動してしまいました。
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