「何でもありの続編で、前作の回収と補完をするのは凄いなあ」ブラックフォン 2 Dr.Hawkさんの映画レビュー(感想・評価)
何でもありの続編で、前作の回収と補完をするのは凄いなあ
2025.11.25 字幕 TOHOシネマズ二条
2025年のアメリカ映画(114分、R15+)
前作『Black Phone(2022年)』の続編映画
前作の児童連続誘拐殺人事件の生き残りが、かつての事件に巻き込まれる様子を描いたホラー映画
監督はスコット・デリクソン
脚本はスコット・デリクソン&C・ロバート・カーギル
前作の原案はジョー・ヒルの小説『黒電話』
物語は、1957年のロッキー山脈の麓コロラットより、ある少女が公衆電話から電話を掛けている様子が描かれて始まる
彼女は「ホープ・アドラー」と名乗り、電話の向こうに何かを訴え掛けていた
それから25年後、コロラド州デンバーにて、4年前の連続児童誘拐事件の生き残りのフィン(メイソン・テムズ)は地元の学校に通っていたが、何かにつけて事件について言われることに辟易していた
ちょっかいをかけてくる転入生(Dexter Bolduc)をボコボコにしたフィンは、妹のグウェン(マデリン・マグロウ)に呆れられるものの、態度を改めるつもりはなかった
グウェンには特別な力があり、それは不思議な予知夢を見るというもので、その能力によってフィンは前回の事件で救われていた
そんなグウェンは数日前から再び不思議な夢を見るようになり、それはアルパイン湖で行われていたユースキャンプに関することだった
そこでグウェンは彼女を気にかけているアーネスト(ミゲル・モラ)とともにそこに向かおうとするものの、それを察知したフィンは一緒について行くことになったのである
物語は、アルパイン湖のキャップ場についたものの、悪天候で行き場を失ってしまうフィンたちを描いていく
責任者のマンド(デミアン・ビチル)、姪っ子のマスタング(アリアナ・リバス)たちと交流を交わしていくことになったフィンたちは、このなぜここに来たのかを問い詰められることになった
キャンプセラピーは以前は行っていたが、責任者の離脱によって閉鎖されていて、今はマンドがある目的で引き継いでいた
セラピーを行っていること自体を知る人がほとんどおらず、それなのにその目的で訪れた3人は不可思議な存在だった
そこでグウェンは「この場所で起きたことについての夢を見ている」と言い、フィンとグウェンの母ホープがかつてこの地で働いていたことがわかる
そして、母親がいた時期に、とある事件が起こっていて、その後始末として、マンドはその地に居続けていた
さらに、フィンを襲ったグラバー(イーサン・ホーク)も、この場所で働いていたことがわかる
彼は「ワイルド・ビル」と呼ばれていた男で、彼をからかった少年たちが犠牲になっていたのである
映画は、前作の流れを踏襲しつつも、能力で事件を解決というものから逸脱して、思いっきり「オカルト対決」になっていた
前作にてグラバーは死んでいるので、彼の呪縛のようなものが襲ってくるというのは完全いオカルトであると思う
夢の中で起こっていることに対して、周囲は無力となっていて、最終的には「夢を見ている本人の精神力」というものが決め手となっている
ある意味、そこに気づけるかどうかが勝敗の分かれ目となっていて、グラバーが死者からエネルギーを得るみたいな流れよりも重要だったりする
前作を見ていなくても物語自体についていけるが、前提条件がわからないので厳しいと思う
英語版Wikiでガッツリと予習した方が良い作品だが、演者の成長度合いを知りたければ、前作を観た方が良いと思う
フィンとグウェンの演者はそのままなので、劇中時間と同じだけのリアルタイムが過ぎていること(4年)が実感できるのでは無いだろうか
いずれにせよ、オカルト系ホラーとして見れば十分に楽しめる内容で、キリスト教がほとんど絡んで来ないのも斬新に思う
それよりも、信者を揶揄するところの方が強烈で、最後まで役立たずなのも潔い
映画としては、前作の後編という意味合いの方が強いと思うので、これでまとめた感はあったと思う
これで良いのかは置いておいて、それなりにオチがついているのかな、と思った
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