「風の電話」ブラックフォン 2　たけさんの映画レビュー（感想・評価）

風の電話（2020年公開）。もうこの世にはいない人と会話ができるという岩手県大槌町に実在する電話ボックス。ブラックフォンは風の電話になった。
一作目は少年の誘拐・監禁で、死者と話せる兄と予知能力のある妹が活躍するホラー。
二作目は、スピリチュアルな兄妹を、そのまま成長した俳優が演じるスプラッターホラーになった。ジャンプスケアは変わらずもかなり体が切られ血が流れます。大雪で閉鎖され凍てつく湖のキャンプ施設で繰り広げられる死者との対話と闘いに観ているこちらも凍りつきます。終盤、除雪車で父親登場も思いの外感動シーンにならずも、前回の出来事から父親がアル中を脱して二人の子を想い生活していることがわかると同時に、兄がどれだけ怖い思いをしてそのトラウマから抜け出せず苦しんでいるのかがわかる。妹役が観れば見るほどクロエ・グレース・モレッツに似ていて、最後の活躍は、キックアスを彷彿とさせると感じたのは、私だけです。