「現在進行形で起こっていること。すごいドキュメンタリー。」ネタニヤフ調書 汚職と戦争 Katkatさんの映画レビュー(感想・評価)
現在進行形で起こっていること。すごいドキュメンタリー。
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あまりのことに終演後しばらく動けなくなった。
「ノー・アザー・ランド」は大きな声も上げれず蹂躙され続けるパレスチナ側民衆の現状でしたが、この映画はイスラエル政府の内情。
そして論客がすごい。元イスラエル首相、イスラエルの国内諜報機関シンベトの元長官、ネタニヤフの元広報担当、著名な国内の調査報道ジャーナリスト等ががっつり語る。さらに作り手の力量が高く「ドキュメンタリーこうあれり!」な見応えがズシンとくる。
・自身の権力を維持するために戦争し続ける
・混乱を招くためにハマス(アラブの過激派、もちろんイスラエルの敵)に莫大な資金提供
・政権を維持するため極右と組む
・極右の連中は見てるとトラウマになりそうなほどのクソ野郎達です…
そんな政権が現政権なのか、と。
当然本国イスラエルでは上映禁止、親イスラエルの米国でも上映禁止です。
映画制作陣と論客達の命が心配だよ、あたしゃ。
政権の横暴(自身の権力維持のための国内安定阻止)を推進するために、極右である宗教シオニスト党党首やユダヤの力党党首を大臣に据えてるんだよ。極右が政権主導するのは本当に本当にだめだ。それはどこの国でも同じ。歯止めが効かなくなる。
為政者の関心ごとは自身の権力保持のみで国民は駒にしか過ぎない。軽んじられる命。こんなのダメに決まってるのに、現在進行形の現実で、米国はイスラエルを支持している。
この映画が上映できる日本は幸せだよ。
その幸せが維持される事を願ってやまないよ。
そしてどうかどうか、為政者の都合で蹂躙され続けるパレスチナや善良なイスラエルの人達の命が脅かされる事のない状況が訪れる事を切に願うよ。この調書の裁判で正常に判決が下る事を切に願うよ。
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