サムシング・ハプンズ・トゥ・ミーのレビュー・感想・評価
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周りを燃やす氷の心
物語、シーンの構成がすばらしい。
前半の父親の介護、会話の様子や組合の弁護士との会話のシーン
を通じて主人公の置かれた境遇、家族に対する想い、性格などが
よく伝わってスムーズに物語に入っていける。
タクシー運転手になってからは
伏線になりそうな客が何人か提示されるが、
一回限りの出会いで薄氷に留まるケースもあるし、
客同士が裏で枝葉として繋がって、ラストの破滅に向かうケースもあって
サスペンスの展開が少し入り組んでいて面白い。
オペラを題材にしたストーリーも面白い。
トゥーランドットでは復讐の感情に満たされた姫の氷の心が
カラフによって溶かされていくが、
本作では皮肉にも黒い鳥が暗示するかのように逆の展開を辿っていく。
弦楽主体の音楽もよかった。
疑心暗鬼
エクストリーム配給だから
観てて序盤静かで大人しいなぁと
思ったら終盤の最後に畳み込んできた。
異色サスペンスロードムービーだが
見方によってはホラー。
脳裏に不安と不穏を焚きつけたいのか
あのきつすぎる音。
あの音楽といい、脚本も妄想的な……。
ルシアの服装も微妙。
久々みた、あのような服装と髪留め。
彼女主観の流れでお花畑からの
プライバシーの侵害。
侮辱的な方々には死を宣告。
そりゃ、自分を題材にされたら
気分悪いけど。
妄想の奥には深い闇。
彼女は果たして現実で生まれ変われた
のだろうか。
トゥーランドット姫の愛と悪夢
「誰も寝てはならぬ」と言われたのに寝てしまう💤
ポスターみたら不条理ものかと思って観に行ったら、「信用できない語り手」ものだったでござる。
パワハラ気質のIT企業が倒産してタクシードライバーになる中年女性。タクシー免許勉強してたらアパートの上階から、オペラ、トゥーランドットが鳴り響く。クレーム入れんのかなと思ってたら、イケメンの舞台俳優に一目惚れする。
ネースン、ドゥールマアー
ネースン、ドゥールマアー
「誰も寝てはならぬ」で、す、ね?
ハッ?しばらく寝てしまいました。
起きたとこが、ちょうど客のハゲを連れ込んでセックスしてるとこで、ギリギリ間に合った!ここが、わかりやすく妄想だという描写で意味がやっとわかって、目も覚めた。
タクシーの運転手さんて、お友達ならともかく普通はどんな人かも考えたこともないけど、舞台(関係してるとこが丸っと妄想だと思われる)との対比で、何者でもない人の人生にフォーカスしてることが伝わる。みんないろいろあって、いろいろいい!みたいな?違うか。
おばちゃん、誰も目に留めないけど、タクシー運転するときは髪型とかベストとかチャイニーズにしてた。ラストカットでは、違うファッションに気持ちも切り替えてましたしね。
映画はシリアスな感じで、おばちゃんの闇の部分が炸裂してるので好みが別れるとは思いますが、妄想がセックスとか人の生死みたいなダークな方向なのは嫌いじゃなかった。というかおばちゃんの妄想はセックスが大部分なんですけどね。ち○こも何本も映りこむほどみんなの気合いも感じますし。
さわやかなラストには、人間愛すら感じると言っとけば、ちょっと寝ちゃったこと許してもらえるかしら。
終盤のたたみかけの痛みがいい
どういうこと?
2025年劇場鑑賞307本目。
エンドロール後映像無し。
中年女性の会社に手入れが入って、職を失い、タクシー運転手になって乗せたお客さんと色々あって、最終的に色々ある話。
まぁ綺麗な人ではあるので、割とお年ではあるのですが、たまにお客さんを誘惑します。まぁ交際となるとあれだけど自分も1回だけならしちゃうかな(笑)
全然ゴール見えねぇなと思っていたら急になんだこの展開となってえっ、大丈夫なんこれ、と思っていたら終わっちゃって夢オチなのかこれから何かあるのかよく分からないまま終わったのでどういうこと、としか言いようがなかったです。
ベッドシーン多めですが全然脱がないのでNGなのかと思ったら最後急に胸見せたのでなんなんだよとは思いました。
サムシング・ハプンズ・トゥ・ミー(映画の記憶2025/11/2)
20代前半ならまだしもね(´・ω・`)
観る人を選ぶ作品
65点ぐらい。ポスター詐欺(笑)
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