「悲しい社会情勢の隙間にペンギン」ペンギン・レッスン 山肉さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい社会情勢の隙間にペンギン
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軍事政権下のアルゼンチン、
言論統制や不当逮捕によって、常に自分や身近な誰かが暴力や不条理に巻き込まれる可能性を持ちながら常に緊迫感が漂う社会情勢の中で、
学校というほんの小さなコミュニティではあるけど、
無垢に自由に動き回って、何人かの人間を救済した一羽のペンギンの話。
シリアスとコメディのバランスがよく、
重たくなりすぎず、でも軽くもない、
観終わった後アルゼンチンの歴史、ペンギンの生態や英詞など、いろいろ調べたくもなるいい映画でした。
決して事前勉強をしなきゃわからないということもなく、映像や脚本でストーリーは充分に理解できたので、いろんな人におすすめしたいなと思います。
パンフレットの評論にあった、"人間が自由を求めるようになるきっかけが、別にペンギンであってもいいじゃないか。"というのが個人的にすごく刺さってます。パンフレット内容もとてもよかったです。こっちもおすすめです。
ペンギンが無条件にかわいい人気者というのは全世界共通なんですね、!
演者のペンギンさんたち、クランクアップのときにニシンいっぱい食べさせてもらってて欲しいなあ
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