「音楽にこだわりあり。サスペンスロードムービーの良作」ロードゲーム minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽にこだわりあり。サスペンスロードムービーの良作
派手さはないけど先が読めない展開がおもしろかった。
44年前にオーストラリアで製作。日本未公開だった、サスペンス・ロードムービー。
トラックの運送屋とヒッチハイク美女が、怪しいバンを追いかける話。
音楽、ブライアンメイって、まさかと思ってたけど同姓同名さんでした。
主人公のトラッカーが、運転中ハーモニカを吹く。そのまま西部劇っぽい劇伴になるのがカッコいい。
ちなみに4回ほどハーモニカ吹くシーンがありますが、ブルースハープと一般ハーモニカを持ちかえてる。ところが、ハーモニカの音は、持っているハーモニカと全シーンあべこべ。こんなん、ブルースハープをやったことある人じゃないとわかんないだろうけど。
例えば、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に合わせてハーモニカ吹くシーン。口元にあるのは一般ハーモニカだけど、出てる音はブルースハープだ。
ブルースハープやったことない人にわかるように説明すると、ブルースハープは、キーごとに個体が異なり、キーごとのスケール音階になってる。普通に吹いても出ない音がある。なので、音を聞いてブルースハープか一般ハーモニカかわかる。
この映画では、犯人の凶器がアコースティックギターの弦だったりするから、監督が音楽にこだわりあるんだろうなと思いました。
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