殺し屋のプロットのレビュー・感想・評価
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素晴らしかった。
マイケル・キートンがシナリオに惚れ込んでアル・パチーノに出演打診した殺し屋の映画と聞いて観に行ったら、びっくりするくらい、いい映画!年間ベスト10入り。観て!
記憶がなくなる病気にかかってヘマをやらかし、引退を決意した殺し屋が、疎遠になってた息子のやらかしを完全犯罪にしたてあげるという話。
なんか突飛なプロットに見えるけど、シナリオがよくできてる映画のお手本みたいな完璧さ。
息子役が、ジェームズ・マースデン。「魔法にかけられて」の王子様、ドラマ「ウエスト・ワールド」のガンマン、最近だと「ソニック」の最新作に出演。顔はハンサム、頭は空っぽの男子やらせたら世界一の役者!彼がガチ演技するの初めてみたかも。素晴らしいじゃないですか!
サスペンスでドキドキひきつけながら、ラストは親子愛以上に、キムタクシーの映画でも感じた、歴史に翻弄されて救われなかった者が、今を生きる者に何を残すか?というテーマが描かれて、ただ、涙。
やっぱりお金か?いや、違う!
それは・・・!
全国10館公開で木下グループ配給なので、動画サービスでもキノフィルム配信だと思うので、是非劇場でご覧になってください!
静かで力強い作品
殺し屋の華麗な幕引き
忘却という魔法を使った終活
こんなハードボイルドに人生を締めくくれたら最高。
家族という厄介でもあり心の拠り所でもあるものに対してどう向き合うのか。そんな面倒なことから逃避していた老殺し屋が、クロイツヤコブ病の発覚と、息子がしでかした殺人の後始末で待ったなしの終活をしなくていけないハメに。
どんなことがあっても冷静さを失わずに、やるべきことを的確にこなしていくマイケル・キートンの所作が、小説で登場する殺し屋そのもの。ハードボイルドにつきものの皮肉を込めた軽口も冴える。
長年の付き合いのある仕事仲間とのやりとりもハードボイルド感がにじみ出る。裏切られたらそれまでという割り切りも含んだ信頼関係で結ばれている。アル・パチーノ演じるゼイヴィアもどこまでノックスの味方なのかつかみどころがない。
ラスト近くで、これはどういうこと? 病気の影響なの? 困惑する事態も発生する。
忘却という魔法を使った終活に唖然とさせられます。
忘却なのか無執着か、いやフェードアウトだろう
殺し屋のプロット
あと数週間で全ての記憶がなくなり、死んで行く前に何をするか?
恐らく、数年前から知っていたかの様な生活が厭世的に思える。
それは、木曜日の女が語っていた。
そして、そんな女にも殺しで稼いだ報酬を財産分与してやるつもりなのだから男前だ。
しかし、
裏切り者には、蔵書の一つとして「二都物語」をプレゼントするのが洒落ていた。
良い映画だった、
男のロマンだね。
レビュー7
( ^ω^ )
殺し屋のプロット
Knox Goes Away
マイケル・キートンが監督・主演・製作を務め、記憶を失いつつある老ヒットマンが完全犯罪に挑む姿を描いた犯罪ノワール。
2つの博士号を持ち、元陸軍偵察部隊の将校という異色の経歴を持つ殺し屋ジョン・ノックス。
ある日、急速に記憶を失う病により、数週間以内にすべてを忘れてしまうという宣告を受けた彼は、殺し屋稼業に終止符を打つ決意を固める。
ところがその矢先、長年絶縁状態だった息子のマイルズが現れる。
マイルズは娘をレイプした男を殺したことを告白し、その殺人の罪を隠してほしいと涙ながらに懇願してくる。
ノックスは息子のため、刻一刻と記憶を失う中で、人生最後の完全犯罪に挑む。
主人公ノックス役をキートンが演じるほか、
ノックスの盟友ゼイヴィア役を名優アル・パチーノ、
元妻のルビー役を「ポロック 2人だけのアトリエ」でアカデミー賞を受賞したマーシャ・ゲイ・ハーデン、
息子のマイルズ役を「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデンがそれぞれ演じる。
殺し屋のプロット
Knox Goes Away
2023/アメリカ
派手なアクションではなく後始末に焦点を当てた作品
無駄のない脚本
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