「静かで力強い作品」殺し屋のプロット　脱獄さんの映画レビュー（感想・評価）

スプリングスティーンに続く思いがけずの良作にまた出会えた喜び。「スポットライト」が素晴らしかったマイケル・キートン、緻密な脚本にぴったりの演技をキッチリ仕上げてきて悶絶した。そして若い女を侍らせるのが宇宙一似合う老人アルパチーノが最高。今回は絵画の額縁のような、締めパフェのような、エシレバターのような、脇役なのに思い出しては焦がれる的な。粋な大人の作品に歳を取る味わいを得た年末、映画ってホントやめられない。