「吉井さんはまっすぐな人だ」みらいのうた にっくさんの映画レビュー(感想・評価)
吉井さんはまっすぐな人だ
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映画撮影途中で咽頭癌を発症したイエモンで有名な吉井和哉さんと、吉井さんを青春時代ロックの道に引きずりこんだEROさんを中心に、その半生をまとめた映画。
吉井さんが、静岡でEROさんに会ってロックの道を歩みはじめ、やがて吉井さんは東京に出てビッグになっていくが、EROさんは彼女と静岡に残ると言い張って静岡に残る。
吉井さんは、声帯ポリープで休んでいたが、実はそれが咽頭癌と言われ要治療となる。歌手が声を出せないと辛い。放射線治療の影響で声帯が思うようにならない。でも決して泣き言を言わずずっと前向きな吉井さんが素敵だ。そして放射線治療から一年過ぎた頃に、復活の東京ドームコンサート。声がもつか本気で心配していたが、伸びのある素晴らしい声でコンサートは大成功。
その後、EROさんにスポットライトが移る。EROさんは60歳くらいで脳梗塞になり、右半身がうまく動かせない。しかしリハビリ等でだんだんギターが弾けるようになってくる。キリスト教に助けられながら、吉井さんも見守る中で新曲を作詞作曲して魂のこもった歌を熱唱する。これもなかなか良かった。
最後「みらいのうた」がエンディングで流れるが、EROさんのために吉井さん自身のために、そしてあの歌を聴いた全ての人のために、歌っているようだった。
静岡の少年でいたい、と劇中語っていた吉井さんの言った通りの姿だった。
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