「寂しくても確かめながら僕は生きてゆく」ぼくらの居場所 オクトナスさんの映画レビュー(感想・評価)
寂しくても確かめながら僕は生きてゆく
渋谷に用事があり折角なのでミニシアターに寄ろうかなと思い立ち、予告編で気になり上映時間もちょうどよかったこの映画をたまたま視聴。
結果、この映画をたまたま観れたのはとても幸運だと思った。
トロントの教育センターを舞台に、訪れる様々の親子模様が描かれる。
親子が抱えるのは、三者三様な人生の悩み。
群像劇と言える構成でストーリーが展開され、子供同士、親同士がセンターで交流しそれぞれが親子として目指す先へ成長しようとしていく。
そして当たり前だが、親と子で考えていることが違うんだなと思い知らされる。
子供は子供として、そして親にも親としての葛藤がうまく描かれていると感じた。
その葛藤の先には、上手くいく兆しが見えることも、喪失感に打ちひしがれる様な出来事もあるのかもしれない。
それでも彼らは生きていくのだろうなと思う作品だった。
(余談だが、自分が敬愛するkurayamisakaというバンドのjitenshaという曲のテーマが合いそうな映画だと思った。自転車というモチーフは全く合わないけど‥)
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