「子どものために大人がしてやれること」ぼくらの居場所 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
子どものために大人がしてやれること
今年観た洋画、邦画問わず、全映画の中で1番感動した。あとで、ポスターみたらカナダのアカデミー賞で8部門とってる。そりゃそう。
発達障害の子どもと家族の話かなと思ってたら、学習支援センターを舞台に、カナダのトロントで移民が多い、スカボロ地区(原題は、スカボロ)の、教育問題、家庭内暴力、ネグレクト、人種問題、宗教、住居、健康、仕事、ドラッグなど社会問題を全方位で描いてる。
白人の富裕層と、貧困層の格差。
インド人の先生がクリスマスソングを歌わないこと。
書くと盛りだくさんすぎて、情報量に圧倒されるけど、これをドキュメンタリータッチで各家庭の群像劇に落とし込んでる。
子どものいる親なら、子供達の発達障害の問題に身をつまされるだろうし、まだ子どもがいない方もみといた方がいいと思う。実際、今の日本でも昔と比べてかなり研究が進んだ分野とはいえ、未就学児童の多動障害児に、大人でいうと心療内科の薬を処方するのを間近で見聞きすると、ホントにそれでいいのかと思う?
また、この教育支援センターは、実は子どものための施設ではなく、貧困家庭のサポートということもしっかり描く。発達障害の子どもは後回しだ。だが、親のサポートも出来きれない。結果、悲劇が襲う。
後半の畳み方に圧倒された。
観た人ならわかる子どもの発表会で嗚咽するくらい泣かされた。
子どものために大人ができること。
自分に子どもがいるいないは関係なく、まずは大人がしっかりしていくことだ。
uzさん
ボクもおやじが暴れるのとめにきたローラが、逆上したおやじに蹴り殺されたようにみえたので、おやじ最悪やなと思ってみてました。おやじが、ハアハアしてヤバい顔してましたよね。
コメントありがとうございます。
シルヴィーだったかがマンションの一室が燃えてるのを見てたので火事は分かったのですが…
親父がヤケになったのか、不幸な事故か、と。
まぁ正直、ローラの悲惨さには誤差程度にしかなりませんけど。
コメントありがとうございます
一目で分かる障害とは違って、ジョニーのようなタイプは理解されにくいのでしょうね。
教育センターにいるから、何かしらの事情があるのでしょうが、少しでも上に立ちたい気持ちもあるのかなと感じました。
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